【玄理BLOG】小路紘史監督『ケンとカズ』
わあ、もうすごい久しぶりの投稿になってしまいました。
わたし自身なかなか映画館や試写に行く時間がなくて後追い後追いで作品を観てたので…
今日ご紹介したい作品も実は、上映日残りわずかなのです。涙
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わたし自身なかなか映画館や試写に行く時間がなくて後追い後追いで作品を観てたので…
今日ご紹介したい作品も実は、上映日残りわずかなのです。涙
小路紘史監督(しょうじひろし、と読むそうです。同い年だと後から知りました!)
『ケンとカズ』
覚醒剤の密売人の二人の話なのですが
母親を恨みながらも恨みきれない危ういカズと、
大切な彼女と生まれてくる子どものためになんとか更生しようとするケンの切ってもきれない縁というか、
人間のだらしなさだったりうまく生きる難しさだったりがヴァイオレンスにまみれて描かれていたなあと。
こんな風に説明しても良い映画はやっぱり無条件に良いというか。
観てもらうしかない、のですけど。
でもただひとつ言えるのは「インディーだからしょうがない」という甘えがないです。
観てるこっちもどこかそういう気持ちで観てたんだな、とハッとさせられます。
一個一個のカット、シーンに「え?」「おおお」「凄くない?」と驚きがありました。
いまだに、どうやってあんな風に撮れたんだろうって思う。
カメラワークが素晴らしい。
わたしは得にカズ役の毎熊さんという俳優さんが映画を引っ張っていたと思います。滲み出る何かで。
ヤンイクチュンみたいなの。
『ケンとカズ』を観たのは数日前、岩井俊二監督とユーロスペースで『リップヴァンウィンクルの花嫁』のオールナイト上映のトークイベントをしまして。
開始時間なんと夜の11時半、楽屋入り11時、というスケジュールだったので
朝型のわたしは絶対寝てしまうな、と。
なのでその前に一人こっそり『ケンとカズ』を観に行ったのです。
ちょうどサイン会をやっていたケンとカズのキャストの皆様にも会えました。
もっとゆっくりお話ししたかったです…。
聞きたいことが山ほどあった!
という訳で。
『ケンとカズ』9月9日(金)までユーロスペースで上映しています!
ぜひ劇場に観に行ってください。
ちなみに『リップヴァンウィンクルの花嫁』DVD&ブルーレイが9月2日より発売されていますのでそちらもよろしくおねがいします。
LP版サイズで中も綺麗ですよー。
玄理