蒼井優が演じる主人公が登場しない、“行方不明”の特報映像が話題を呼んでいる『アズミ・ハルコは行方不明』。本作の主題歌を、2人体制となった「チャットモンチー」が映画主題歌としては8年ぶりに書き下ろしていることが分かった。突如、街中に拡散される、女の顔のグラフィティアート。無差別で男をボコる、女子高生集団。ひとりのOLの失踪をきっかけに1つの街で交差する、2つのいたずら。これは、行方不明になったOLアズミハルコの企みなのか? ハルコは、なぜ姿を消したのか?『私たちのハァハァ』の松居大悟監督が作家・山内マリコの同名小説を、蒼井さんを主演に迎え映画化した本作。さらに、行方不明の女の顔をグラフィティアートとして街中に拡散する若者集団「キルロイ」のメンバーを、NHK朝ドラ「とと姉ちゃん」や大ヒットした『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の高畑充希が演じ、20代、30代を代表する実力派女優の共演により最強の青春映画が誕生した。そんな本作の主題歌を手がけたのは、2011年より橋本絵莉子 (Guitar, Vocals) 、福岡晃子 (Bass, Chorus)の2人体制となった徳島県出身のガールズ・ロックバンド「チャットモンチー」。主題歌「消えない星」は、本作の脚本を読んで、福岡さんが作詞を行い、橋本さんが作曲を行った書き下ろし楽曲。映画主題歌を担当するのは、実に8年ぶり。15年11月のデビュー10周年記念の日本武道館公演では、アンコールにて「まだこれからどうなるかわからない、赤ちゃんみたいな曲ですけど」という紹介の後、橋本さん&福岡さんの2人によって初披露された。レコーディングは2人編成で行われ、CDリリースは映画公開に合わせた11月下旬を予定している。<「チャットモンチー」コメント>■橋本絵莉子映画を観て、女性の、弱いところ、強いところ、情けないところ、負けないところ、変わっていくところ、全部に、そのまま自分と、変化していくバンドを重ねました。あっこちゃんからもらった歌詞に、歌いたいようにメロディーをつけて、2人で完成させました。映画館でたくさん流れてほしいです。■福岡晃子脚本を読んで、迷わず歌詞を書きました。実はもう存在しないかもしれない星にも、ひとは願いをかけます。それぐらい事実なんてものは、人間にはあまり関係のないことなのかもしれません。ひとの中にあるそれぞれの真実が世界をつくっていて、それが美しいときと、どうしようもなく不条理に思えるときがあることを目の当たりにする映画だと思います。『アズミ・ハルコは行方不明』は12月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。