7月30日(土)に公開の『ターザン : REBORN』最近 “野生の勘” 使っていますか?明日の空模様は天気予報が教えてくれるし自分の居場所はGPSに聞けば良い。どこに行けば欲しい物が手に入るのかすぐに調べられて目的地までの行き方も、渋滞情報も考えるより先に知ることができる。そんな便利で平和な環境に身を置いていると、勘を働かせなくてもそれなりに快適に過ごせてしまうゆえ、日々の中で使うことは少なくなっているかもしれません。しかしこの野生の勘。幸せに生きていくためには欠かせない物のような気がするのです。すでに出来上がっている道には、目印や看板があちらこちらにありますからそこからたくさんの情報を得ることができます。でも未開拓の道、未来を考える時この道を行けば○○に着きますよ。途中、アナコンダが出没するので危険ですよ。次の角を曲がるとあなたの好きなお店がありますよ。といった標識はありません。例え前情報を得ようとも、それが果たして幸せに繋がるかどうかは 自分にしか分かりません。そんな時、頼りになるのは動物的勘だと思うのです。ターザンことジョン・クレイトンは、英国貴族としてのスマートな人間性と、ジャングルの生活で培われた野性をバランスよく持ち合わせた人間。彼のように木の上を軽々飛び移ったり、素手でゴリラに戦いを挑んだり、なんてことはなかなか真似できませんが、風の音に耳を傾ける、言葉がなくとも互いの目を見て感情を読み取る、というような感覚を研ぎすませる作業は大切にしたいもの。時には本能の声を聞いて、自分の野性に触れてみる。いまだからこそ、ターザンから学ぶべきことがありそうです。それにしても US版ポスターに起用されたゴリラのシャバーニ。種族を超えた格好良さ(^^)