テレビアニメ、実写映画と様々な展開をする三部けいの人気マンガ『僕だけがいない街』が今度は小説に進出する。スピンオフ小説『僕だけがいない街 Another Record』が3月28日にKADOKAWAから刊行される。 3月と言えば、テレビアニメの最終回、映画の公開も予定されている時期だ。さらに小説の刊行で、『僕だけがいない街』が大きな盛り上がりをみせることになりそうだ。
『僕だけがいない街 Another Record』はニトロプラス所属の作家・一肇が「文芸カドカワ」2015年11月号より連載中のスピンオフ小説である。本編の主人公・藤沼悟が、児童連続誘拐殺人事件の真犯人を突き止めた後を舞台としている。 犯人は一審で死刑判決が下されたものの、発見された手記によって責任能力が認められないとして一転無罪となる。だが犯人は無罪を勝ち取った弁護士をなぜか罷免し、国選弁護人として若き弁護士・小林賢也が新たに選ばれる。悟の親友であり、自身も事件の当事者でもある賢也は、手記を通じて犯人の不可解な内面に迫っていく……。