マカオのリゾート開発では今、エンターテイメント分野の拡大に拍車がかかっており、ハリウッド映画をテーマにしたスタジオ・シティ・マカオは、オープンして早くも脚光を浴びている。旅行会社では、スタジオ・シティ・マカオの世界最高級クラスのエンターテイメント・アトラクションを重視したツアーを続々と造成、販売中だ。6月には、40億米ドルをかけたウィン・パレスが開業予定。マカオ半島のウィン・マカオと同系列で28階建て、5つ星で全1700室となる。注目のエンターテイメントは、ウィン・マカオの3倍規模の噴水ショー。パフォーマンス・レイクで15分毎に開催される予定だ。パフォーマンス・レイクを周遊するスカイキャブからも、ショーが鑑賞できる設計。生花を使ったモニュメントや、トロピカルな雰囲気のプール、50軒以上の店舗でショッピングも楽しめる。そのほか2016年には24時間営業のフィットネス施設を備えたクラウン・プラザ・ホテル、世界を代表する高級車「ロールス・ロイス」による送迎を目玉にするルイ13世ホテル、5つ星クラス全373室で全室バルコニー付きのハリウッド・ルーズベルト・ホテルなどがオープンする予定となっている。今後益々、エンターテイメントの拡充によって、ファミリーや女子旅マーケットへのさらなるアピールが期待されている。