〇『KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE』 良い意味で僕の事前の予想を裏切ってくれたのが『KAMPAI! FOR THE LOVE OF SAKE』です。日本酒の魅力を伝えるドキュメンタリーだろうと思って見始めたのですが(それだけでも十分に魅力的ではあるのですが)、実に豊かな人間ドラマであったのです。
ドキュメンタリーが続きましたが、他にも『イザベラ・ロッセリーニのグリーン・ポルノ』、『イングリッド・バーグマン(仮題)』や、『WE ARE Perfume - WORLD TOUR 3rd DOCUMENT』、『わたしはマララ』(いずれもパノラマ部門)などもあって、今年の東京国際映画祭はドキュメンタリーがなにやら賑やかですね。『わたしはマララ』は、17歳でノーベル賞を受賞したマララさんの姿を描くもので、現在彼女は自由に表舞台に出ることがままならない状況にあるだけに(その理由は映画を見れば分かる)、映像でその素顔を見ることが出来るのはとても貴重です。