玉山鉄二がNHK朝ドラ「マッサン」以降、初の連続ドラマ単独主演を果たすWOWOWの連続ドラマW「誤断」。製薬会社を舞台に描かれる社会派ヒューマンサスペンスドラマである本作の主題歌に、「B’z」の稲葉浩志が書き下ろした新曲「水路」が起用されることが決定した。舞台となるのは薬害事件を抱える大手製薬会社・長原製薬。広報部員・槙田高弘(玉山鉄二)は、ある日遭遇した事件に、自社の薬品が関係している可能性があることを知ってしまう。法の網をかいくぐってでも会社の繁栄と存続を優先する、副社長の安城隆雄(小林薫)、巨大企業の利益の犠牲となった被害者たち…。会社の命運がかかった任務と、自らの良心の狭間で苦悩する槙田の取った行動とは…。作家・堂場瞬一による小説を、「マッサン」で玉山さんとタッグを組んだ羽原大介の脚本でドラマ化する本作。連続ドラマW枠で「女と男の熱帯」を手掛けた村上牧人と、『武士道シックスティーン』『ホームレス中学生』の古厩智之が監督を務める。今回主題歌として発表されたのは、不動の人気を誇るアーティスト「B’z」の稲葉浩志の「水路」。書き下ろしの新曲となるこの曲は、WOWOWドラマと稲葉さん初のタイアップ曲でもある。「B’z」が結成25周年を迎えた際、『B’z 25th Anniversary Special 全米ツアー密着ドキュメント「Only Two」』をWOWOWが独占放送したという過去の親交もあっての起用とのことだが、稲葉さんは「流れる時間と積み重なる時間というふたつの軸のなかで、過去を後悔し失うことを恐れ、明日への希望を持ち今を生きようとする主人公を描きました。ドラマのなかで流れるのが楽しみです」と、本作への楽曲提供に確かな手ごたえを感じた様子。主演を務める玉山さんも「稲葉さんがこの作品に参加して頂けること、大変心強いです。自分自身が多感な時期に、『B’z』に多くの影響を受け、まさにバイブル。確実に今の僕の感性の一部になっています」と、いまや日本が世界に誇るトップアーティストである稲葉さんへの信頼感を込めてコメント。「この作品にある様々な角度の正義、その狭間にある、世の中の違和感に溺れる人間、不鮮明な光…。この作品により重厚感を持たせて頂けました。撮影はまだ中盤ですが、この曲を胸に精進して行きたいと思います」と撮影への意気込みを改めて語ってみせた。WOWOW・堤口敬太プロデューサーも「数々の音楽とともに人の心に残る詩を生み出されてきた稲葉さんであれば、主人公の複雑な感情に寄り添いながら、暗闇から前に進むための微かな希望を与えてくれる、そんな音楽を作ってくださると思った」と起用の理由を語る、今回の強力コラボ。玉山さんをはじめとする小林薫、柳葉敏郎、蓮佛美沙子ら実力派俳優たちの熱演と、深遠なる魅力をも放つ稲葉さんの楽曲が紡ぎだす世界に、期待は高まるばかりだ。連続ドラマW「誤断」は11月22日(日)22時よりにてスタート(全6話/第1話無料放送)。
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