「金曜ロードSHOW!」放送30周年を記念して、2週連続でスタジオジブリ作品を放送する「秋のジブリ」。先週は、木村拓哉が声優を務めた『ハウルの動く城』が放送されネット上の話題を独占していたが、2週目となる今夜は、テレビ初放送となるスタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』が地上波初登場! 米林宏昌監督のコメントも到着した。海辺の村の誰も住んでいない“湿っ地屋敷”。幼いころに両親を亡くし、養母に育てられた12歳の少女・杏奈は、一緒に暮らす養母にさえ心を閉ざしている。ある日、学校で喘息の発作を起こしたことをきっかけに親戚の家にしばらく滞在することになるのだが、そこで、青い窓に閉じ込められた金髪の少女マーニーと出会う。小さな身体に大きな苦しみを抱えて生きる杏奈。その杏奈の前に現れる謎の少女マーニー。ひと夏の出会いの中で、二人が分かち合った秘密とは一体何だったのか…?本作は、北海道の海辺の町を舞台に、心に傷を負ったふたりの少女が、本当の“愛”と“自分”を見つけていく姿が、現代に生きる不器用な子どもたちの悩みと成長を思わせる感動のファンタジー作品。イギリスの作家ジョーン・ロビンソンによる同名児童文学を原作に、舞台を日本・北海道に移したことや、主人公にスタジオジブリ初の“Wヒロインヒロイン”を起用したことでも大きな注目を集めた。Wヒロインのひとり、杏奈を演じたのは、5人組グループ「bump.y」のメンバーで、『ストレイヤーズ・クロニクル』での熱演が記憶に新しい女優の高月彩良。もうひとりのヒロインとなるマーニーを、「あまちゃん」出演以降、『ストロボ・エッジ』、『ビリギャル』、月9ドラマ「ようこそ、わが家へ」、「海に降る」と飛ぶ鳥を落とす勢いが続く有村架純が演じた。メガホンを握ったのは、『借りぐらしのアリエッティ』で監督に抜擢され、興収92.5億円、その年の邦画興行収入ランキングでNo.1の大ヒットを収めた米林監督。本作のテレビ初放送にあたり、「この映画を作るときに、これは『此岸と彼岸』の話になるだろうと思いました。潮の満ち引きによって向こう側へ渡れたり渡れなかったりする入江は、これを映像化したものです。不安や悲しみの波はいつだって寄せては返します。僕たちのそばにいつもマーニーがいてくれれば…そんなことを思いながら作りました」と、当時をふり返り語った。「金曜ロードSHOW!」『思い出のマーニー』は、10月9日(金)より21時から15分拡大ノーカット放送。
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