そのティナがプレゼンターを務めたドラマシリーズ部門主演男優賞も、思わずウルッとさせられるものに。「MAD MEN マッドメン 」で主人公ドン・ドレイパーを演じてきたジョン・ハムが、最終シーズンにしてようやく悲願の受賞を果たしました。常に受賞の近くにいながら、強豪に阻まれてなかなか受賞できなかったジョンにとっては今回がラストチャンス。「ジョン・ハムは受賞できるのか?」が、授賞式前からの注目ポイントにもなっていました。そのことは本人も重々承知で、ティナが結果を発表するや壇上によじ登ってみせるパフォーマンス。「ここまで来るのは長かった!」と言わんばかりの姿を、微笑ましく見守った人も多いかと思います。そして、感極まってのことか、少々緊張した口調のスピーチもいじらしく、18年連れ添った末に破局したパートナー、ジェニファー・ウェストフェルトにもきちんと感謝の意を捧げているのが好感度大でした。