イギリスのインテリアショップ「ザ・コンラン・ショップ」創始者のテレンス・コンランの長男、長女で、世界的に著名なデザイナーでもあるセバスチャン・コンラン(59)とソフィー・コンラン(49)兄妹が、岐阜県とコラボレーションし、世界に通用する商品の開発を連携して行うプロジェクトを始動した。両氏とも、日本の自治体と連携しての商品開発は初の試みとなる。8月18日~25日に岐阜県を視察した二人は、岐阜県内の和紙、刃物、陶磁器、木工など、伝統産業分野の12社を訪れ、また県内企業12社によるプレゼンテーションにも参加した。多くの匠を有する岐阜県の伝統工芸品にふれた両氏は以下のようにコメント。バスチャン・コンラン「細かいところまで丁寧に仕上げられている商品ばかり。“和”の心を大事に連携していきたい」。ソフィー・コンラン「全ての商品のクオリティーが高く、モノづくりに関わる人々の人柄も素晴らしい。とても感動した。THE CONRAN SHOP に推薦したい商品がいくつもあった」。今後の商品展開の例としては、「Sebastian (Sophie)Conran」ブランドとして“GIFUシリーズ”、“GIFUコレクション”などと名付けてたラインナップを販売するほか、県内ものづくり企業の商品として“Sebastian (Sophie)シリーズ”として展開するなどが見込まれている。今後の動向が注目される。