「ガルルル……」。LiLiCoが舌なめずりするところに、イケメンあり。LiLiCoの出身地スウェーデンは、これまでにABBA、Ace of Base、The Cardigansなどを輩出してきたポップス大国として知られている。そんなポップスの国からこの度、イケメン3兄弟によるバンド「JTR」が日本デビューを飾った。イケメンに目のないLiLiCoは、早い段階で彼らの音楽的才能にも注目。その縁でMV「ALL THAT SHE WANTS」に“女優”として出演し、ここ日本でも話題になった。
シネマカフェでは、デビューアルバム「OH MY MY」プロモーションのために初来日したJTRに独占インタビューを実施。すると物陰から「彼らの事は私に任せなさい!」とのスウェーデン語とともに、謎の物体が飛び出してきた。そう、LiLiCoである。プロレスで体得した“カニばさみ”でJTRのイケメンたちを捕獲したLiLiCoが、インタビュアーとして彼らの魅力を存分に聞き出してくれた。
LiLiCoのパワフルさも十分に伝わったようで、ジョンは「まさに“カラフル”だね。その言葉が一番似合っている。成功したいならLiLiCoさんのように一生懸命働かなくちゃ」と同じスウェーデン人としてリスペクト。トムも「僕たちのMV『ALL THAT SHE WANTS』でもエネルギーに溢れているけれど、実際に会うともっと凄いことがわかる。仕事も早いし、常にフルスロットル。いい男性が現れればいいね」と太鼓判で、末っ子のロビンに至っては「最高にクール、としか言葉が出ないよ」とオーラに圧倒されていた。
日本デビューアルバム「OH MY MY」も、毎日のように聴いているというLiLiCo。「ビタミン剤になるような楽曲ばかりで、どんなシチュエーションでも合う。アイドルグループの枠にはハマらず、大人の音楽好きも安心して聴けるはず」と鼻息荒くその魅力をJTRに代わって熱弁。「タイトル曲の『OH MY MY』からの流れもよくて、私は4曲目の『MOVIE STAR』が一番好き。メッセージが素晴らしく、リズムも好き。一瞬立ち止まるドラムもグッドよ」と言い終わるや否や、JTRの3人をヘッドロック。そのままウサイン・ボルト並のスピードで、六本木の夜へと消えていった。
《取材協力:LiLiCo、text/photo:石井隼人》