多部未華子と綾野剛が恋人役を演じることでも話題の『ピース オブ ケイク』。この度、桜吹雪の中、多部さんが歌声を披露する本編映像が公開された。これまで仕事も恋愛も自分から行動することなく流されるまま生きてきた志乃。このままではいけない、と心気一転引っ越した先のベランダでばったり隣人の男にでくわす。しかもその男は、新たなバイト先の店長だった。その男、京志郎に運命を感じる志乃。しかし、京志郎には同棲中の彼女あかりがいたり、志乃を誘惑するバイト仲間がいたりで、志乃の恋は前途多難。今度こそ本気の恋愛がしたい志乃は、幸せを手にいれる事ができるのか――。俳優・田口トモロヲが6年ぶりに監督を務める本作。彼女持ちのバイト先の店長を好きになる、恋愛下手な主人公・志乃に多部未華子、DVD店の店長で志乃の部屋の隣に住む京志郎役に綾野剛を配し、二人の恋の展開に交えて現代女性のリアルな心情を描く本作。共演には、松坂桃李、木村文乃、光宗薫、菅田将暉、柄本佑、峯田和伸ら個性豊かな人気俳優陣が顔を揃えた。今回公開された映像は、本編終盤に登場する重要なシーン。多部さんが歌う「たやすいことよね」と名付けられているこの楽曲は、音楽担当の大友良英が作曲をし、原作者のジョージ朝倉が作詞を担当している。この詞は原作コミックにも登場しており、実写化にあたってメロディがつけられいるのだ。見事に原作の世界を表現したファン垂涎のシーンとなっている。映画のタイトルにもなっている「ピース オブ ケイク」とは、「たやすいこと」の意味。キャッチコピーの“大キライなのに、大好き。”というような矛盾も多々含まれる至極面倒な行為(=恋愛)だが、人に恋することはたやすいことである。という意味で、タイトルが付けられたのだとか。恋に落ちることはたやすいこと…恋愛や仕事で酸いも甘いも経験した志乃の心情をこちらの映像から読み取ってみて。『ピース オブ ケイク』は9月5日(土)新宿バルト9ほか全国にて公開。