パックマンにドンキーコング、ギャラガやスペースインベーターら懐かしのゲームキャラクターたちが地球を侵略する『ピクセル』。7月18日(現地時間)、ワールドプレミアイベントがニューヨークにて行われ、監督のクリス・コロンバスを始め、主演のアダム・サンドラー、さらに日本からパックマンの生みの親である岩谷徹教授が参加した。今から30数年前、NASAが宇宙人との交流を夢見て“人間”を…“地球”を…深く知ってもらうための紹介映像を宇宙に向けて発信、その中には 当時大流行していたゲームの映像も送られた。ところが受信した宇宙人は、それを友好のメッセージではなく挑戦状ととってしまい…。超巨大パックマンと全長約10mのセンチピードのモニュメントが見下ろす中行われたイベントでは、アダムや、ミシェル・モナハン、そして共演のジョシュ・ギャッド、ピーター・ディンクレイジらがレッドカーペットに登場すると会場前を埋め尽くしたファンから大喝采が。そんな中、登場した岩谷氏は、わが子でもあるパックマンのハリウッドデビューに大満足の様子で、「ゲームをテーマにした映画に参画できて、とても嬉しいです。映画はとても素晴らしくできあがっているので、ファミリーの方、ゲームファン以外の方でも楽しめるのではないかと思います。35年前は2Dだったキャラクターが立体的になって、とても迫力が出ました。NYでのパックマンのシーンは見逃せないシーンだと思います」と語り、終始笑顔でイベントを楽しんでいた。『ハリー・ポッター』シリーズ、『ナイト ミュージアム』シリーズを手掛けてきたコロンバス監督は「1982年のゲームチャンピオンだった3人が、2015年になるとすっかりダメな大人になっている。1人は陰謀論にとりつかれ、1人はホームシアターの取り付け係、もう1人は牢獄入りだ。しかしアメリカ合衆国の大統領が、ゲームキャラの姿をしたエイリアンと戦うために彼らを呼び集めなければならない。なぜなら彼らが世界最高のゲームの達人だからさ。彼らだけが地球を救うことができるんだ」と語った。そしてその元チャンピオンだがいまはオタクの主人公を演じたアダムは「みんなが楽しめる映画を作りたいと思っていたけど、こんなにもたくさんの小さい子どもたちが気に入ってくれるとは思っていなかった。僕は地球を救う男の役だ。ここにいる彼らを集めて戦うんだ。どのゲームキャラも好きだよ。全部気に入っている」とアピール。その後も気軽にサインや写真撮影に応じ、終始和やかな雰囲気でワールドプレミアイベントは幕を閉じた。『ピクセル』は9月12日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて3D&2D公開。