梅雨明けも発表され、いよいよ夏本番。すでに猛暑日が続いており、今年も「とにかく暑い」夏となりそうな予感。そんなこの夏を最大限に癒してくれる、女子のための心のデトックスムービーを5本、ご紹介!大自然と動物に癒される…『奇跡の2000マイル』日々生活しているだけで、なんとなく精神が擦り減ってしまう現代。携帯電話やSNSからも解放された、自分1人だけの時間を持ちにくい人も多いはず。そんなあなたにお勧めなのが、現在公開中の『奇跡の2000マイル』。4頭のラクダと愛犬を引き連れ、オーストラリアの広大な砂漠をたった1人で横断した実在の女性を、『アリス・イン・ワンダーランド』のミア・ワシコウスカが演じた真実の物語だ。ある出来事がきっかけで自分の居場所を見つけられない、ごく普通の女性が、「ここではないどこかへ」という気持ちから、3,000 キロ(2,000マイル)もの砂漠地帯を歩く旅を通じて人や自然とのつながりを感じていく。360°見渡す限り広がる圧倒的な大自然。容赦なく照り返す太陽や、巻き起こる砂嵐…。その中にたった1人身を置いて、自分を見つめ直し、旅の途中で出会うさまざまな人との出会いを通して、次第に生まれかわっていく彼女の姿は、衝撃と共感を呼ぶ。数々の名曲に癒される…『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』「ザ・ビーチ・ボーイズ」の中心メンバー、ブライアン・ウィルソンの半生を、ポール・ダノ、ジョン・キューザックの二人一役で描く『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』(公開:8月1日)。72 歳になった現在も生きる伝説として活躍を続けるブライアン・ウィルソン。時代を越えて愛され続ける数多くの名曲を生み出した、彼の栄光と苦悩の半生をブライアン本人公認のもと映画化。1960年代、人気の頂点にいた「ザ・ビーチ・ボーイズ」。しかし、作曲に専念するブライアンは、メンバーとの確執や曲作りのプレッシャーから薬物に逃避するようになる。それから20余年、ブライアンに再び希望の光をもたらしたのは、美しく聡明な女性メリンダとの出会いだった。一度壊れてしまった天才の心を救ったのは、一人の愛する女性。耳に残る夏の名曲に癒されながら、真実の愛に涙して。キュートなファッションに癒される…『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』「ベル・アンド・セバスチャン」のフロントマン、スチュアート・マードックが監督・脚本を務めた『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』(公開:8月1日)はビター&スウィートなポップ・ミュージカル。スコットランド、グラスゴー。入院中の少女イブは、いつもピアノに向かい曲を書いていた。そんなある日、病院を抜け出してライブハウスを訪れた彼女は、アコースティックギターを抱えた青年ジェームズと、その友人キャシーと出会い、3人で一緒に音楽作りを始めることに。やがてイブの青春は、動き始めていくのだが…。物語を彩る70 年代風のポップでキュートなファッションに、おしゃれ女子は癒されること間違いなし。バレエ少年のひたむきさに癒される…『バレエボーイズ』北欧・ノルウェーでプロのバレエダンサーを目指す3 人の少年たちを追った青春ドキュメンタリー『バレエボーイズ』(公開:8月29日)。ノルウェーの首都オスロでバレエスクールに通う3 人の少年、ルーカス、トルゲール、シーヴェルト。ひたむきにレッスンに打ち込み、お互い切磋琢磨していたが、ある日、ルーカスだけがイギリスの名門ロイヤル・バレエスクールから招待を受け、3 人は人生の分かれ道の選択を余儀なくされる。希望と葛藤に満ちた少年たちの輝かしい青春の日々が、躍動感あふれるバレエの映像と共に映し出され、鑑賞後には清々しい気分に浸れるはず。本場のパンとイケメンに癒される…『ボヴァリー夫人とパン屋』フランス文学の傑作「ボヴァリー夫人」をテーマに、『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌが映画化した『ボヴァリー夫人とパン屋』(公開中)。フランス・ノルマンディーの小さな村でパン屋を営むマルタンの愛読書は、この地を舞台にした「ボヴァリー夫人」。ある日、向かいに引っ越してきたのはイギリス人夫妻、ジェマ&チャーリー・ボヴァリー。マルタンは若く魅力的な人妻ジェマに魅了され、次第に彼女と小説の主人公エマを重ね合わせていく…。ユーモラスで、ちょっぴり刺激的な大人のファンタジーとなる本作。まるでスクリーンから香ってきそうな魅力的なパンと、夫人を惑わす美しいフランス男子に癒されてみて。『奇跡の2000マイル』は有楽町スバル座、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。