ベン・スティラーとオーウェン・ウィルソンがパリ・コレクションに登場して観客たちを驚かせた。2001年作の大人気コメディ映画『ズーランダー』の中でスーパーモデル、デレク・ズーランダーとハンセル・マクドナルドを演じた2人は10日(現地時間)、それらのキャラクターに扮してヴァレンティノのショーのクライマックスに登場し、会場にいた人々を喜ばせたようだ。観客の1人は「New York Post」紙ページ・シックス欄に「とてつもなく面白かったですね。観客たちは熱狂していましたよ」「今回のパリコレの中で、キム・カーダシアンとカニエ・ウェストカップルなんかよりも断然大うけでしたね」と語っている。この観客によればショーで流れていた音楽が突然1980年代に人気を博したイギリスのバンド、ヒューマン・リーグの「ドント・ユー・ウォント・ミー」に切り替わり、ランウェイにベンとオーウェンが登場したそうで、その後にはモデルたちも加わって観客からのスタンディングオベーションでフィナーレを迎えたそうだ。あるスタイリストは「ファッション業界においてこういったユーモアが必要な時がきているんですね」とコメントしていたという。デレク役演じるベンは夜を舞う蝶たちが描かれたスーツに刺繍が施されたオーバーコート、それに黒い靴を合わせており、一方のハンセル役演じるオーウェンはシルク素材で大陸がプリントされたパジャマ・スーツにカシミアのオーバーコート、そしてオープン・スニーカー姿を披露した。2人は待望の『ズーランダー』続編の公開日を発表するべくこのショーに登場したようで、その公開日は2016年2月であることがわかった。ベンはオーウェンとバックステージで撮った写真を自身のインスタグラムに掲載し「デレクとハンセルは『ズーランダー2』の製作に入っているみたい」とコメントを添えている。(C) BANG Media International