クリント・イーストウッド監督の作品史上最大ヒットとなっている最新作『アメリカン・スナイパー』。先週末に日本で公開を迎えたが、公開2日間(2月21日&2月22日)で332,396,600円を記録。大ヒット中の『テラスハウス クロージング・ドア』を抜き、週末興行ランキングで第1位を獲得したことが明らかとなった。本作の舞台となるのは、9.11以降のイラク戦争ーー米海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊を果たしたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)に課せられた任務は「どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること」。その狙撃精度の高さで任務を遂行し、およそ160人もの敵を射殺し、仲間を守り抜いた。そうして“レジェンド”の異名を轟かせる一方、過酷で終わりのない戦争は幾度となくクリスを戦地へと向かわせ、彼の心を次第に蝕んでいくのだった…。全米興行ランキングでは3週連続1位を獲得、2014年公開の全米興行記録第1位も射程圏内(2/23時点では第3位)。世界各国で軒並み大ヒットを記録しており、世界での興行収入は4億2800万ドル(513億円 ※1ドル=120円換算)を突破。戦争映画としては17年ぶりに歴代興行収入の記録を更新(今までの最高記録は、スティーブン・スピルバーグ監督作『プライベート・ライアン』:全米興収・約2億1600万ドル)。34本目の監督作にして、イーストウッド監督史上最大のヒット作となっている。日本では全国333スクリーン(劇場数:316)で封切られ、本年度初となる実写洋画として初登場NO.1を飾り、2015年公開作品としては最大のオープニング成績となっている。イーストウッド監督作が興行ランキングで第1位を飾るのは『チェンジリング』('09)以来、実に6年ぶり。配給元のワーナー・ブラザース作品比較では、『ゼロ・グラビティ』(公開:'13/オープニング成績:322,903,200/最終興収:32億円)の110%。イーストウッド監督作『グラン・トリノ』(公開:'09/オープニング成績:128,986,300/最終興収:11億円)の257%、『父親たちの星条旗』(公開:'06/オープニング成績:186,711,850/最終興収:17億円)の178%となっており、『硫黄島からの手紙』(公開:'06/オープニング成績:492,566,950/最終興収:51億円)に次ぐ成績だ。84歳にして全く衰えを知らないイーストウッド監督。この記録はまだまだ伸びていきそうだ。『アメリカン・スナイパー』は新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開。
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