2月14日(土)バレンタインデーに公開となる、ジェームズ・マカヴォイ&ジェシカ・チャステイン主演の2つの恋愛映画『ラブストーリーズ コナーの涙』『ラブストーリーズ エリナーの愛情』。NYイースト・ヴィレッジを舞台に、ひと組のカップルの別れから再生を男の視点、女の視点からそれぞれ描く本作の衣装を担当しているのがソフィア・コッポラ作品などでお馴染みのステイシー・バタットだ。彼女が手がけ、ジェシカが着こなす大人のNYファッションスタイルに注目した。エリナ―(ジェシカ・チャステイン)とコナ―(ジェームズ・マカヴォイ)は、子どもを失い、結婚生活を解消した。それぞれ新たな生活を送っていくが、その日々は空虚なものだった。お互いに求めあいながらも、すれ違うふたりの心。そのとき、同じ時を過ごしていながら、彼らは同じ景色を見ていたのだろうか…。 NYを舞台に、時が経ち、傷が癒えたふたりの心に再び愛が灯るまでを描いていく本作は、ひとつの愛から生まれた、ふたつの愛の物語。女には分からない男の気持ちを描いた『ラブストーリーズ コナ―の涙』に主演するのは、『X-MEN』シリーズでも知られるジェームズ・マカヴォイ。また、男には分からない女の秘めた想いを描いた『ラブストーリーズ エリナ―の愛情』の主演は、アカデミー賞に過去2度ノミネートされ、『インタステラー』での好演も記憶に新しいジェシカ・チャステイン。ハリウッドで最も旬なふたりが贈る、愛し合いながらもすれ違ってしまう男女の真実を新しい形で描く新しいラブストーリー“ズ”。その斬新な試みや、切なく心を締め付けられる大人の愛の物語、そしてNYの街の風景にも注目だが、特に、時を経て変化していくジェシカ演じるエリナーのファッションはこなれていて、都会的。それもそのはず、本作のコスチューム・デザイナーは、知る人ぞ知るファッションスタイリスト、ステイシー・バタット。ソフィア・コッポラの『SOMEWHERE』『ブリングリング』で知られ、同じくNYを舞台にした大人気ドラマ「GIRLS」や、ゾエ・カサヴェテス監督『ブロークン・イングリッシュ』、近年では『メイジーの瞳』の衣装などを手がけている。彼女はマーク・ジェイコブスの元で修行した後、スタイリストとして、アニー・リーボヴィッツなどの大御所カメラマンと共に働いてきたキャリアの持ち主だ。ポスタービジュアルともなっている、幸せいっぱいなエリナーとコナーのデートシーンでは、ブロンドのロングへヤーに淡いフラワープリントの落ち感のあるワンピースというフェミニンなスタイル。また、大学へ通うエリナーが着ているのは、ダークトーンのボーダーのトップスにフラットシューズというミニマルでデイリーなスタイル。さらに、シャツにクラッシュジーンズを合わせた、肩の力の抜けた都会的なカジュアルスタイルも、自立した女性らしく決まっている。コナーに再会する際に着ているブラックのサロペットは、カジュアルの中にも女性らしさを感じさせる。体のフィット感や肌見せ感、無造作な髪型まで、トータルでこなれた大人っぽいものに。その後、ひと回り成長したエリナーは、アップにまとめたヘアにトレンチコートを着こなし、精神的にも落ち着いた様子が、ファッションにも表れていく。本作を観賞したファッションエディターも、「全体的にベーシックなアイテムを使いつつ、シンプルかつ女性らしさを感じさせるエリナーのファッションには、1人の女性のかわいらしさや、強さなどの二面性を感じさせる。本人のパーソナリティがファッションに反映されていて本当にお洒落」と太鼓判。いますぐにでも日々のファッションに取り入れられそうなリアルクローズから、大人流のNYスタイルをお手本にしてみては。『ラブストーリーズ コナーの涙 | エリナーの愛情』は2月14日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて2作同時公開。