第21回全米映画俳優組合賞(SAG賞)が25日(現地時間)にロサンゼルスで発表になり、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』がキャスト賞を受賞した。SAG賞は作品ではなく、俳優の演技を対象とした賞であり、キャスト賞はアカデミー賞における作品賞に相当する。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は前日発表の全米プロデューサー組合(PGA)賞も受賞していて、最多9部門で候補になっている第87回アカデミー賞受賞にまた1つ駒を進めた。映画部門の主演男優賞は、ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門を受賞したエディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)に輝いた。主演女優賞はジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)、助演男優賞はJ・K・シモンズ(『セッション』)、助演女優賞はパトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)、とオスカー本命視されている候補が順当に受賞した。アクション・シーンのスタント演技に贈られるスタント・アンサンブル賞は、アンジェリーナ・ジョリー監督の『Unbroken』(原題)が受賞。テレビ部門のドラマ・キャスト賞はイギリスのTVシリーズ「ダウントン・アビー」、コメディ・キャスト賞は「Orange is the New Black」(原題)が受賞した。映画部門の受賞結果は以下の通り。キャスト賞:『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』主演男優賞:エディ・レッドメイン 『博士と彼女のセオリー』主演女優賞:ジュリアン・ムーア 『アリスのままで』助演男優賞:J・K・シモンズ 『セッション』助演女優賞:パトリシア・アークエット 『6才のボクが、大人になるまで。』スタント・アンサンブル賞:『Unbroken』(原題)