第87アカデミー賞のノミネーションが1月15日早朝(現地時間)発表になり、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』と『グランド・ブダペスト・ホテル』が、作品賞、監督賞、脚本賞など最多9部門でノミネートされた。日本の『かぐや姫の物語』が長編アニメ映画部門候補となった。『グランド・ブダペスト・ホテル』は1930年代の架空の東欧の国にあるホテルを舞台にしたサスペンス・コメディ。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』は、かつてスーパーヒーロー映画で一世を風靡したものの、いまは仕事も家族も失った俳優がブロードウェイの舞台に再起をかけて挑戦する様を描くブラック・コメディで、主演のマイケル・キートンは主演男優賞の本命と見なされている。そのほか、ゴールデン・グローブ賞で作品賞、監督賞に輝いた『6才のボクが、大人になるまで。』、主演男優賞受賞作の『博士と彼女のセオリー』など、いずれも前哨戦で熾烈な戦いを繰り広げてきた力作ぞろいだ。授賞式は2月22日(現地時間)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われる予定。主なノミネートは以下の通り。作品賞『アメリカン・スナイパー』『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』『6才のボクが、大人になるまで。』『グランド・ブダペスト・ホテル』『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』『Selma』(原題)『博士と彼女のセオリー』『セッション』監督賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)ベネット・ミラー(『フォックスキャッチャー』)モルテン・ティルドゥム(『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』)主演男優賞スティーブ・カレル(『フォックスキャッチャー』)ブラッドリー・クーパー(『アメリカン・スナイパー』)ベネディクト・カンバーバッチ(『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』)マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)主演女優賞マリオン・コティヤール(『サンドラの週末』)フェリシティ・ジョーンズ(『博士と彼女のセオリー』)ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)ロザムンド・パイク(『ゴーン・ガール』)リース・ウィザースプーン(『Wild』)助演男優賞ロバート・デュバル(『ジャッジ 裁かれる判事』)イーサン・ホーク(『6才のボクが、大人になるまで。』)エドワード・ノートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)マーク・ラファロ(『フォックスキャッチャー』)J・K・シモンズ(『セッション』)助演女優賞パトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)ローラ・ダーン(『Wild』)キーラ・ナイトレイ(『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』)エマ・ストーン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)メリル・ストリープ(『イントゥ・ザ・ウッズ』)オリジナル脚本賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr.、アルマンド・ボー(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)リチャード・リンクレイター(『6才のボクが、大人になるまで。』)ダン・フッターマン、E・マックス・フライ(『フォックスキャッチャー』)ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』)ダン・ギルロイ(『Nightcrawler』)脚色賞ジェイソン・ホール(『アメリカン・スナイパー』)グレアム・ムーア(『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』)ポール・トーマス・アンダーソン(『Inherent Vice』)アンソニー・マッカーテン(『博士と彼女のセオリー』)デイミアン・チャゼル(『セッション』)アニメーション映画賞『ベイマックス』『かぐや姫の物語』『ヒックとドラゴン2』『The Boxtrolls』(原題)『Song of the sea』(原題)
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