イギリス生まれの映画『パレードへようこそ』。先日行われたゴールデン・グローブ賞「コメディ/ミュージカル」部門の「作品賞」にノミネートされたほか、世界各国で観客や批評家が絶賛! オスカー候補の期待もかかる本作から、80年代のUKポップスに彩られた友情と感動の予告編が公開となった。時代は1984年、サッチャー政権下のイギリス。ロンドンに住む青年は、炭鉱労働者たちのストライキに心を動かされ、支援するために募金活動を開始する。しかし、彼らがゲイ&レズビアンの活動家(LGSM)であると知った炭鉱労働者たちからは、寄付の申し出を断られてしまう。そこに、ある勘違いから唯一、申し出を受けて入れてくれる炭鉱組合が現れた。彼らは意気揚々とウェールズ奥地の炭鉱町へ向かうが…。『フル・モンティ』『リトル・ダンサー』『ブラス!』などを生んだイギリスから、また新たな感動作が誕生したといわれている本作。出演は、『アバウト・タイム 愛しい時間について』、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』の名優ビル・ナイや、『ハリー・ポッター』シリーズの意地悪なアンブリッジ先生でもお馴染みのイメルダ・スタウントン。そして、大ヒットドラマ「SHERLOCK/シャーロック」の宿敵モリアーティ役で、日本でもじわじわ人気上昇中のアンドリュー・スコットが、LGSMのメンバーとして登場する。ゴールデン・グローブ賞「コメディ/ミュージカル」部門にノミネートされ、英国アカデミー賞でも「英国映画賞」「英国デビュー賞」(脚本家・プロデューサー)「助演女優賞」(イメルダ・スタウントン)にノミネート。ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワードでは「作品賞」「助演女優賞」「助演男優賞」(アンドリュー・スコット)の3部門を受賞するなど、高い注目を集めている。今回公開された予告編では、まったく接点のなかったロンドンのゲイ&レズビアンの若者たちと、ウェールズの炭鉱夫とその家族たちが出会い、ちっぽけな偏見を乗り越えて、真の友情を築いていく、という胸がアツくなる映像が展開。トニー賞受賞のマシュー・ウォーチャス監督が、知られざる実話を軽快かつドラマティックに描いている。また、注目したいのは80年代の名曲たち。「カルチャー・クラブ」の「カーマは気まぐれ」、「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド」の「RELAX」、若手女優リリー・コリンズの父フィル・コリンズの「恋はあせらず」を始め、「ブロンスキ・ビート」「ザ・スミス」「ソフト・セル」など、懐かしのディスコミュージックが満載だ。世代も境遇も超えた友情が、奇跡を起こした真実の物語。公開する春を待ちわびながら、まず予告編でほっこり心を温めてみて。『パレードへようこそ』は4月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開。