年末を目前に控え、様々なランキングが発表されているが、大和ネクスト銀行では、シニア予備軍とシニアの“シニアライフに対する意識や実態”を探る、「2014年ランキングで見る」シニアライフに関する調査を発表。今回の結果で「今年おもしろかったドラマ」ランキングを見てみると、NHKの連続テレビ小説「花子とアン」が圧勝。さらに、男性部門でのキーパーソンとなったのは意外にも“ジャニーズ俳優”であることが明らかとなった。2014年10月20日~21日の2日間で全国の50~79歳の男女を対象にインターネットリサーチにより実施された今回のランキング結果(有効サンプル数:1000名)。今回の調査で注目したいのは、「今年おもしろかったドラマ」ランキング。シニア層に絞ったランキングとあって、同ランキングで目立つのはNHKの朝の連続テレビ小説と大河ドラマだ。総合で1位となったのは、実に34.4%の支持を得た吉高由里子・主演の連続テレビ小説「花子とアン」。男女別など各部門ごとに見てみても、女性部門で1位、男性部門でも2位、シニア予備軍でも1位、シニアも1位とまさに圧勝だ。“朝ドラ”ブランドはやはり強いようで、「花子とアン」以外にも杏&東出昌大の「ごちそうさん」や初の外国人ヒロインで話題を呼ぶ「マッサン」などがランクインしている。一方、不動の人気を誇る「相棒」シリーズは1位にこそ輝いていないが、どの部門でもTOP10入りを果たしており、さらに米倉涼子の人気作「ドクターX」も総合部門で4位にランクインを果たしている。男性部門に注目してみると、意外な結果が…。2位に岡田准一・主演の大河ドラマ「軍師官兵衛」、9位に木村拓哉・主演の月9ドラマ「HERO」とジャニーズ俳優の作品がランクインしている。その一方で、女性部門では「軍師官兵衛」が9位に入っているのみだ。年齢を重ねるとともに、“イケメン”を求める心はやはり減少していのだろうか? または、「相棒」シリーズの水谷豊のような紳士系に好みが変化してくるのだろうか? 非常に興味深い結果である。女性を中心に支持を得ているジャニーズの面々だが、年齢が上がると共に逆転現象が起こるという、この不思議さ。これは予想でしかないが、ランクインした「軍師官兵衛」も「HERO」も表面上のクールな魅力に反して内側の熱血漢ぶりが男性陣の好感度を上げたのではないだろうか? 一方、女性部門ではどこまでもクールな「相棒」シリーズの水谷豊を除けば、男性キャラクターへの好感と言うよりも「ドクターX」「マッサン」「科捜研の女」シリーズ、「花咲舞が黙ってない」など女性の視点で描かれた作品が好まれる傾向にあるようだ。様々な経験をしたシニアたちにとって注目すべきは異性キャストではなく、同性への共感なのかもしれない。<2014年度「今年おもしろかったドラマ」ランキング>【 総合部門TOP10 】 1位:「花子とアン」 2位:「相棒 season12」 3位:「相棒 season13」 4位:「ドクターX」 5位:「軍師官兵衛」 6位:「マッサン」 7位:「科捜研の女13」 8位:「科捜研の女14」 9位:「ごちそうさん」10位:「花咲舞が黙ってない」(※12位:「HERO」)【 男性部門TOP10 】 1位:「軍師官兵衛」 2位:「花子とアン」 3位:「相棒 season12」 4位:「相棒 season13」 5位:「ドクターX」 6位:「マッサン」 7位:「科捜研の女13」 8位:「科捜研の女14」 9位:「HERO」10位:「警視庁捜査一課9係」【 女性部門TOP10 】 1位:「花子とアン」 2位:「相棒 season12」 3位:「相棒 season13」 4位:「ドクターX」 5位:「マッサン」 6位:「科捜研の女13」 7位:「科捜研の女14」 :「ごちそうさん」 9位:「軍師官兵衛」10位:「花咲舞が黙ってない」【 シニア予備軍部門TOP10 】 1位:「花子とアン」 2位:「ドクターX」 3位:「HERO」 4位:「軍師官兵衛」 :「花咲舞が黙ってない」 6位:「相棒 season12」 7位:「相棒 season13」 8位:「ごちそうさん」 9位:「マッサン」10位:「ルーズヴェルト・ゲーム」【 シニア部門TOP10 】 1位:「花子とアン」 2位:「相棒 season12」 3位:「相棒 season13」 4位:「軍師官兵衛」 :「マッサン」 6位:「ドクターX」 7位:「科捜研の女13」 8位:「科捜研の女14」 9位:「警視庁捜査一課9係」10位:「ごちそうさん」