既に一月以上経ってしまいましたが、韓国の釜山国際映画祭のマーケットに行ってきました。東京国際映画祭のマーケットに先駆けての参加で、釜山が僕にとってのマーケット初参加でした。行く前に色々な資料を揃えて成田から飛び立ちました。釜山はかつて『着信アリFinal』(実はあのジャン・グンソクが出演!)のロケで来たことがあって、今回が2回目だったんですが、映画祭の会場は以前とは変わっていて、今の会場は大きなホールのあるエリアで海の近くといい、新しいビルが立ち並ぶ感じといい、日本の幕張のような所でした。釜山国際映画祭は年々勢いが増しているようで、驚いたのは街中に映画祭専門のどでかいホールが屹立していたことでした。本当に大きくて、しかも屋根はあるものの中に壁がないので一種の吹き抜け状態で半分野外上映のような感じなんですね。こんなすごいホールが映画祭専門であるということに驚きました。マーケット会場はその近くのいわゆる幕張メッセ的なホールの中に各社のブースがひしめき合う形で行われていました。会期は5日~7日の3日間だったので連日ミーティングがギッシリ詰まってました。行く前は合間に映画でも観れるかなぁなんて思ってましたが、あまいあまい。映画どころかご飯の時間さえない感じでした。ま、仕事なんで全然OKでしたが。ホール以上に驚いたのは連日のパーティー攻め。連日連夜いたるところで業界各社による色んなパーティーが行われていてそういうところでの社交が予想外でした。一部では「Busan International Drinking Festival」とも言われているそうでこれはなかなかに楽しかったです。マーケットのレセプションでは久々に行定勲監督にもお会いしました。『真夜中の五分前』という映画で来ていて、色々と中国の映画事情なんかも教えてもらっちゃいました。こういう交流も映画祭ならではなので、楽しかったです。商談はまだひたすら後輩の横で聞いているだけでしたが、日本の映画各社の国際担当の方々とも交流できたのでこれも新鮮でした。宣伝部時代には横の交流があまりなかったので。というわけで、釜山のマーケットが終わって一か月余になりますが今、色々とその時に相談していた案件が動いてきています。慣れないビジネス英語と格闘しています。人生日々是勉強。【2014.11.14】