1851年にスイスに創業したファッションブランド「バリー(Bally)」が、10月22日、ロンドンの高級ショッピングストリートのニュー・ボンド・ストリートに新旗艦店をオープンした。オープニングに際して開かれたカクテルパーティには、本年度のアカデミー助演女優賞を獲得した新星ルピタ・ニョンゴや、日本での人気急上昇中のベネディクト・カンバーバッチ、現在公開中の映画『ドラキュラ ZERO』に主演のルーク・エヴァンズ、モデルのアリゾナ・ミューズなどが出席し、オープンを祝福した。このロンドン旗艦店は、時代を超越した機能性とモダニティというバリーの哲学を具現化するショップとして誕生。店舗面積は、約400平方メートル。地下1階はメンズウェア、1階にウィメンズウェア、そして地上2階にはメイド・トゥ・オーダー、メイド・トゥ・カラー、シューケアのサービスを展開する。バリーはこれまでも、ロベール・マレ=ステヴァン、アンドレ・プットマン、ル・コンビュジェ、カール・モーザーといった世界最高峰の建築家と数々のコラボレーションを行ってきた。今回の新旗艦店の設計は、建築家のデイヴィッド・チッパーフィールド氏によるもので、店舗デザインは、モダニズム建築家で家具デザイナーのマルセル・ブロイヤー設計による1920年代のバリーのスイス店内を写した写真からインスピレーションを得たという。