新垣結衣と大泉洋が夫婦役を演じることで話題の映画『トワイライト ささらさや』の夫婦試写会が、11月3日(月・祝)に東京都内で開催され、お笑いコンビ「品川庄司」の庄司智春の妻でタレントの藤本美貴がトークショーに登壇した。本作は、ベストセラー小説「ささら さや」(加納朋子著/幻冬舎文庫)を『神様のカルテ』シリーズ、『くじけないで』などの感動作で知られる、深川栄作監督がメガホンをとり実写映画化。突然の事故で幽霊となってしまった夫・ユウタロウ(大泉洋)が、妻・サヤ(新垣結衣)と生まれたばかりの息子をさまざまな人の“体を借りて”助ける、というファンタジックでユーモラスな物語が展開する。すでに作品を観たという藤本さんは、「夫婦って色んなカタチがあると思うんですけど、まず一つ(この作品の)夫婦のカタチを観て頂いて、良い部分をマネしたりとか、お互いどういう風に思っているのかとか、考えるきっかけになりました。夫婦として当たり前になってしまう部分もあるんですが、当たり前じゃないんだなって改めて感じました」と感想を語る。藤本さんと庄司さんの家庭は、「すごくアメリカンな感じで、『ありがとう』も『ごめんね』も『大好き』もストレートに言いあう」そうで、藤本さんと時を同じくして、本作を鑑賞した庄司さんからは「観た後にすぐ、旦那さんから『美貴ちゃんに感謝だな』と電話があった」そうだ。2012年の3月に第一子となる息子・虎之助くんを出産したが、子どもを授かったことでの変化を聞かれると、「大人にさせてもらったという気持ちですね。16歳くらいから大人とお仕事しているので、何を言っても通じる環境でした。でも、子どもって言いたいことが分からなかったり、眠いのに眠れなくて泣いたりとか、思い通りにならない部分をもっているので、本来人ってこうだよねということに気づかされました」と語る。すでに2歳となった虎之助くんだが、藤本さんには一つ不安があるよう。「いつも旦那さんは(TVでは)タンクトップで、たまに脱いだりしてるんですが、それを見て脱ぎ癖が…」と苦笑を浮かべ、「脱ぐのが当たり前になってくると、将来大変だなって。『トッタン(※父・庄司さんのこと)と一緒だね』と言うんですが、そこは一緒じゃなくていいよ…って。顔もすごい(庄司さんに)似てて、80%が旦那さんで出来上がってるんじゃないかと思います」と明かすと、客席からは笑いが沸き起こった。そんな温かい家庭・夫婦円満の秘訣を聞かれると、「『ほう・れん・そう』が大事」と語る。「仕事が終わる時間もバラバラなので連絡して、コミュニケーションをよく取るようにしてます。たまにケンカもしますね。爆発しないように、小出しにしておくといいと思います」という言葉に、会場に集まった奥様たちは大きく頷いていた。さらに、結婚生活の中で当たり前であるからこそ忘れがちになってしまう“女性”を保つ方法は? という質問には「もちろん家にいるときは、すっぴんだし(髪も)バサバサだし、スウェットでソファーにいるんですけど(笑)、デートの時は気合いを入れます。意外と夫婦になっちゃうと、家を出る時も一緒になりがちなんですが、たまに“待ち合わせ”をするとドキドキできると思います。あとは可能なら、結婚当時の体型をキープしたいですね。それは奥さんも旦那さんも両方ともに(笑)」と語ると、会場に集まった奥様たちは再び大きく頷いていた。『トワイライト ささらさや』は11月8日(土)より全国にて公開。