今回のテーマは、「バカだけどダマされないぞ!集団的自衛権」、「死に場所がないのはイヤ!間違いだらけの老後準備」の2本。「集団的自衛権」については、解説陣の意見がぶつかり合い、“ニュースわかり隊”が置いてきぼりにされてしまう場面も。この収録後、MCを務める有吉弘行と、ゲストのバカリズムが取材に応じた。
――収録の感想をお願いします
バカリズム:すごく丁寧に、我々の目線に立って説明していただけるので、本当にありがたかったです。僕らよりも……すごくバカなゲストがいるので(笑)そのバカな人たちにもわかりやすく説明してくれるので、非常に勉強になりました。ですが今回、いつもと毛色の違う解説陣が来ちゃったせいで、芸人全員ビビってましたね(笑)
有吉:第4回目にもなると、解説陣が番組に慣れてきたんでしょうね。自分たちの番組のように私物化してきた(笑)。僕らなんて眼中にないというか、ああいう人たちは僕たちにわかりやすく教えようという気はないんだな~とイライラしました。もっともっと偉くなって、あの人たちを怒鳴りつけるような力がないとダメだと思いました。個人として見れば、ひとりひとりは良い人なんですけど、集団になると恐いんですよね(笑)。こんなことなら池上彰を呼べば良かったなって思いました。
――第4弾になって、パワーアップした部分は?
有吉:小峠(バイきんぐ)じゃないですかね。本当にどうしようもないバカでしたけど、新聞を読み始めたとか、すごく進歩していました。解説陣が褒めてらっしゃいました。あいつの言っていることは朝日新聞のようだなって(笑)。まんま影響を受けているみたいで。
バカリズム:セットが明るくなりました(笑)。時間帯も早くなりましたし、内容はポップにはなっていないんですけど。ぱっと見、明るくなったのではないでしょうか?
――ゲストに求めるものとは?
有吉:毎回、「こいつバカだろうな」っていうゲストを呼ぶんですけど、意外と自分の意見を持っているんです。いつも「ちゃんと考えてるんだな」って番組の途中で思うんですけど、その度にイライラします。だから、自分の仕事をする小峠は本当に優秀だと思います。
バカリズム:あそこに座ると、「賢く見られたい」というスケベ心が出るんです。自分がなぜこの番組に呼ばれたのかっていうのを、各々理解しなければならないと思いますね。
――そんな番組に毎回呼ばれているバカリズムさんですが……
バカリズム:僕の立場的には、「ただのバカ」っていうよりも、「それっぽいこと言いそう」って思われているんじゃないでしょうか? 他の人が聞けないことも、ちゃんと質問しそうって。目線的には、一番視聴者に近いんじゃないですかね。
有吉:前回はオードリーの若林もいたんですが、そういう立場の人は2人もいらないなと思いました(笑)。ぶつかっちゃうんですよね。
――今後番組で取り扱ってみたいニュースは?
有吉:田岡俊次さん辺りに軽いニュースをやってほしいですね。田岡さんはたまに見せる笑顔が可愛いので、軽いニュースでその笑顔をいっぱいみたいですね(笑)
■『有吉弘行のバカだけど…ニュースはじめました』
2014年10月10日(金)21:00~22:48(テレビ東京系列)
※ テレビ東京では20:54~
【MC】有吉弘行、佐々木明子(テレビ東京アナウンサー)、小島秀公(テレビ東京アナウンサー)
【ニュースわかり隊】堀ちえみ、元木大介、バカリズム、小峠英二(バイきんぐ)、ハリセンボン、菊地亜美
【解説】勝谷誠彦、青山繁晴、荻原博子、森永卓郎、山口正洋、柳澤協二、田岡俊次、横山光昭、大浜平太郎(テレビ東京報道局・VTR出演)
関連リンク
【画像】『有吉弘行のバカだけど…ニュースはじめました』取材会で有吉が大暴露!「こんなことなら池上彰を呼べば良かった…」