2015年、シリーズ創始者であるジョージ・ミラー監督が改めて挑む『マッドマックス』の新たなるレジェンド『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。先日、明らかになった“荒廃した近未来”の世界を表現したポスタービジュアルに続き、7月の「コミコン2014」で初お披露目された特別動画をベースにした日本版特報が、ついに解禁となった。「コミコン2014」で「Comic-Con First Look」と題されて発表された映像は、その後、YouTubeで公開され、瞬く間に拡散。すでに全世界でおよそ1,000万人が視聴している。その特報映像は、ポスタービジュアルのように砂漠に佇むトム・ハーディ演じるマックスが、突然、何者かに追われるシーンから始まる。法も秩序も崩壊した砂漠に立ち上る、ナパーム弾の炎。暴走する改造車の列。捕らわれたマックスは烙印され、『ダークナイト ライジング』のベインさながらに、猿ぐつわのまま、どこかへと運ばれていく。また、スキンヘッドのシャーリーズ・セロンが演じるフリオサにも注目すると、なんとその左手は義手。何とかして、ハーディ演じるマックスを助けようとしているかのようだ。追う者と、追われる者。奪う者と、奪われる者が入り乱れ、情け容赦なしに繰り出される驚愕、怒濤のシーンには圧倒されるばかり。近未来、人間性が崩壊した荒涼な砂漠が舞台にした最新作について、ミラー監督は、「経済の崩壊や、送電網が失われたり、水の奪い合いなど、石油の戦争だけでなく、水の戦争も起こる。あらゆる危機に見舞われる。都市は消滅し、人々は荒れ地に出て行って、略奪行為によって存在している。中世の世界のように、警察もお金も貨幣もない、法律も道徳規範もない世界で、ただサバイバルがあるだけだ」と、その背景を説明。また、砂漠での撮影についてプロデューサーのダグ・ミッチェルが「僕らは最終的に、(アフリカの)ナミビアに行った。ナミビアで半年間撮影し、映画を通して300以上のスタントをこなした」と語っているように、これまでに例を見ないほどの過激なハイパー・リアルなアクションが繰り広げられることは必至。そんな人間性が崩壊した世界で、それでも秩序を取り戻せると信じるのが、二人の反逆者、マックスとフリオサということなのか。まずは、明らかになってきた“マッド”なストーリーの一端を、こちらからご覧あれ。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は2015年5月15日より全米公開、2015年夏休み、全国にて公開。