先日、第38回モントリオール世界映画祭で「最優秀監督賞」を獲得した、綾野剛の主演映画『そこのみにて光輝く』。このほど、さらなる朗報が! 9月4日、第87回米国アカデミー賞「外国語映画賞部門」の日本出品作品に決定したことが明らかとなった。短い夏を迎える函館を舞台に、愛に恵まれずに生きてきた男女が命をかけて愛し合う姿を描く本作。原作となったのは、およそ20年前の純文学で、何度も「芥川賞」の候補に挙げられながらも、ついぞ光を浴びることなく自ら命を絶った作家・佐藤泰志が残した唯一の長編小説だ。今回の選考は、各社より申請された計27点の作品の中から選ばれたとのこと。この選出の決定を受け、綾野さんと呉美保監督からコメントも到着した。<綾野剛/佐藤達夫役>大変光栄です。この作品を、日本映画を、届けられるチャンスを頂いて感謝しています。<呉美保(お・みぽ)/監督>わたしたちの映画が、また世界の人たちに観てもらえるチャンス。ありがたいですね。これまでの奇跡に感謝しながら、また奇跡がおきてほしいな、なんて、贅沢なことを考えてしまいます。『そこのみにて光輝く』はテアトル新宿ほか全国にて公開。