マイケル・ファスベンダーが“世界一のハンサム”にも選ばれた素顔を、まさかの被り物で隠して主演する最新作『FRANK -フランク-』から、予告編が解禁。マイケルが全編、不思議でおかしなキャラクター、フランクになりきり、素顔はさらさずとも自慢のボディと美声を披露していることが明らかとなった。巨大な張りぼてのマスクを被り、人前では絶対に素顔を見せない、正体不明のカリスマ・ミュージシャン、フランク(マイケル・ファスベンダー)。彼のほかにも屈指の奇人が集まるバンドに加入したジョン(ドーナル・グリーソン)は、決してそのマスクを脱がないけれど、驚くほどクリエイティブな才能を持つフランクに心酔していく。しかし、「あのマスクの中にいったいどんな秘密が?」とジョンの疑問は高まるばかり。やがて、インターネットの動画をきっかけにバンドは爆発的なセンセーションを巻き起こすが、想定外の事態は彼らの間に亀裂を生み、フランクは情緒不安定になってしまう…。イギリスでカルト的人気のあった音楽コメディアン、フランク・サイドボトムをモデルに、天才的な才能を持ちながらも“素顔”を明かすことのできない男の心の内を、アイルランド・ダブリン出身の新鋭レニー・アブラハムソン監督がシュールかつキュートに描き出していく本作。予告編映像には、冒頭から被り物をしたフランクが登場。声を聞く限り、間違いなくマイケル本人! 彼が演じるフランクが率いるのは、アヴァンギャルドなオルタナティヴ・ミュージックを奏でるバンド「ソロンフォルブス」。『スター・ウォーズ/エピソード7』(仮題)にも抜擢された期待の若手、ドーナル・グリーソンが演じるジョンは、そのバンドに加入すると、次第に型破りな天才フランクの才能に心酔していき、「彼はもっと有名になるべきだ」とバンドの映像を勝手にインターネットにアップしてしまう。やがて、彼らに米テキサス州で開催される世界最大級の音楽コンベンション「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」から声が掛かる。変わり者ぞろいのバンドメンバーのひとりで、フランクをサポートするテルミン奏者、クララ役のマギー・ギレンホールはどこか不安げだ。そして、ようやくSXSWにやってきた彼らに、案の定トラブルが勃発する。ファスベンダーは、映像中で実際に歌声も披露しており、ノイズ系バンドとしてさまざまな楽器を演奏する。また、その美しい顔は封印しつつも、たくましく強靭なボディは余すところなく見せつけてくれる。不思議な可笑しさの詰まった、かつてないコメディ・ドラマ。まずは、フランクが確かにマイケルであることを、ここから確認してみて。『FRANK -フランク-』は10月4日(土)より、ヒューマントラスト渋谷ほか全国にて公開。