2015年にテレビ東京系で3夜にわたって放送される、テレビ東京開局50周年特別企画スペシャルドラマ『永遠の0(ゼロ)』に、大石賢一郎役として中村蒼の出演が決定した。中村演じる大石賢一郎は、宮部久蔵(向井理)に飛行訓練を受ける飛行予備学生だったが、訓練中に宮部を助けようとして重傷を負ったことから、宮部との運命が大きく変わっていくという重要な役どころだ。先日、ゼロ戦搭乗中に重傷を負う場面を撮影。中村が血まみれになりながら操縦する、緊迫したシーンとなった。中村は、主演・向井との共演に「緊張します。向井さんは優しいんですけど、どこかで宮部の気持ちを忘れていない感じがあって。なので、芝居の緊張感を自然と出せます。以前共演した時は10代だったので少しでも成長している姿を見せられたらと思っています」と意気込んだ。そして今回の役どころ、作品のテーマについては「大石という役は宮部に最終的に守られて、そして宮部の奥さんを現代にいたるまで守る。本を読んで、そういう部分が印象的でした。自分たちの周りには守るべき存在がいるのだろうか? 守ってくれるような人はいるのか? そういうことを考えるのもすごくいいと思います。また、現代の人たちが自分のルーツを探すというのも、生きる上ですごく大切だと思うので、僕も自分の先祖が何をやっていたのか知りたいなと思いました」と述べた。阿部真士プロデューサーは、中村をキャスティングした理由について「“自分の命よりも大事な何かを誰かに託す”という状況になった時、“この人にならば託せる”という人物が大石賢一郎です。物語の主人公である宮部久蔵(向井理)も、大石に“ある約束”を託しました。それゆえ物語上、もっとも重要な人物です。この大石賢一郎は、今の多くの日本人に見られる利己的な態度や生き方、ずる賢さとは無縁な人物です。純朴で素朴。でも秘めた強さがある。そんな人物を演じられるのは中村蒼さん以外には思いつきませんでした。中村蒼さんは戦時中からタイムスリップしてきたような雰囲気を持つ、今の日本人には稀有な存在です。中村さんの演じる大石。ご期待下さい」とコメントした。[ストーリー]「娘に会うためには何としても死ねない」――誰よりも生きることに執着し続けた男は、太平洋戦争の終戦間際、なぜ自ら零戦に乗り込み、特攻隊員として命を落としたのか……。終戦から60年目の夏、フリージャーナリストの姉・慶子と司法浪人生の弟・健太郎は、会ったことのない戦死した実の祖父=宮部久蔵(向井理)の生涯を調べていた。祖父と戦争時代を共にした老人たちが語る宮部の人物評は、「臆病者」、「卑怯者」といった酷い内容ばかり。何よりも命を惜しむ人間だったのだ。しかし一方で、彼は天才的な操縦技術を持った零戦パイロットだったという。取材を進めていくうちに、次々と浮かびあがる宮部久蔵の人物像に戸惑う慶子と健太郎。そして、なぜ宮部は生還を強く望んだにもかかわらず、終戦間際に特攻隊員として命を落としたのか?その最大の謎を追っていくうちに、2人はある真実を知ることとなる……。■開局50周年特別企画 スペシャルドラマ『永遠の0(ゼロ)』2015年 3夜放送(テレビ東京系列)【出演】向井理、尾上松也、中村蒼 ほか 【原作】百田尚樹「永遠の0」(太田出版 刊) 【監督】佐々木章光 【脚本】櫻井武晴関連リンク
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