『ベイマックス』がディズニー初の連載“マンガ”化！　異例のストーリー先行解禁

白くて丸い、愛らしさに満ちた新キャラクターが早くも注目を集めているディズニー・アニメーション最新作『ベイマックス』。世界中で公開が待たれる中、このほど、本作の世界観すべてにわたってインスパイアを受けた日本

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2014.7.15 Tue 5:00

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白くて丸い、愛らしさに満ちた新キャラクターが早くも注目を集めているディズニー・アニメーション最新作『ベイマックス』。世界中で公開が待たれる中、このほど本作の世界観すべてにわたってインスパイアを与えたという日本でのみ、本作が連載マンガ化されることが決定！　さらに、そのストーリーが明らかにされることが分かった。

本作は、唯一にして最愛の存在の兄・タダシを謎の事故で亡くしてしまった孤独な少年・ヒロと、心とカラダを守るために作られたケア・ロボット“ベイマックス”が繰り広げる感動アドベンチャー。

舞台となるのは、サンフランシスコと東京を融合して作られた架空都市“サンフランソウキョウ”。この街で誕生したベイマックスは、白くて丸く風船のように膨らむ柔らかボディで、人々の心とカラダを守るためにつくられた究極のケア・ロボット。

日本の鈴を参考にデザインされたという、ベイマックスの顔の真ん中にあるつぶらな瞳は、日本人にとってもどこか懐かしくも可愛らしいもので、劇中に登場する街並みや建物の外観、看板にいたるまで、細かな部分に日本的要素が盛り込まれているのも見どころとなっている。

そんな“日本文化が色濃く盛り込まれた世界観”をより大きな展開にするため、今回採用されたのが、世界を牽引するポップカルチャーとして万人に愛され、クールジャパンの代名詞ともいえる日本の“マンガ”。

本作を手掛けたドン・ホール監督も「日本にインスパイアされた『ベイマックス』を、“マンガ”を通して世界に伝えたかった」と語っているように、マンガを愛してやまない監督にとって製作当初からの念願だったよう。

これまで、『塔の上のラプンツェル』や『ウォーリー』、実写映画では『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどが単発でマンガ化されたことはあるが、映画本編の前日譚を描く「エピソード0」や、世界に先駆けてストーリーが解禁となる“マンガ連載”は、ディズニー史上初めての試み。

今回、マンガ版「ベイマックス」を手がけるのは、「週刊少年マガジン」で連載され人気を博した『ファイ・ブレイン　最期のパズル』（'11）作画担当の上野春生。講談社の編集担当者は、本作で描かれる兄弟愛を最重要テーマととらえ、「兄の意思を引き継いだ人間ではないベイマックスの繊細な愛情表現を描けるのは上野先生しかいない」と、早くも太鼓判を押す。

そして、「子どもの頃から誕生日といえば、ディズニーのプレゼントをもらえる日！　というくらいディズニーが好き」と語る上野先生自身も、「ディズニーのマンガが描けるという夢のような話に考える前に口が勝手に返答していた」と明かし、まさに相思相愛。

また「ベイマックスは可愛くて美味しそうなフォルムで子どもたちからお年寄りまで親しみやすいキャラクター。マンガ版の読者の方にも親しんでもらえたら嬉しい」と、喜びいっぱいに語っている。

本作の「エピソード0」は「週刊少年マガジン36・37合併号」（8月6日発売）にて掲載され、さらに新連載は「マガジンSPECIAL9号」（8月20日発売）にてスタート。ディズニーが日本の文化に色濃く影響を受け生み出した本作のマンガ化には、世界中からもアツい視線が注がれるに違いない。

映画『ベイマックス』は12月20日（土）より全国にて公開。

《シネマカフェ編集部》

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