能年玲奈が7月13日(日)に21歳の誕生日を迎えた。この日は『ホットロード』の完成披露試写会が行われ、登坂広臣、鈴木亮平、太田莉菜、落合モトキと共に舞台挨拶に出席したが、サプライズで母親役の木村佳乃もケーキを携えて駆けつけ、能年さんを祝福した。原作は1986年から「別冊マーガレット」に連載され、集英社の少女漫画史上最速で100万部を記録した伝説的漫画。14歳の和希と暴走族の少年・春山の純愛が『ソラニン』『陽だまりの彼女』の三木孝浩監督の手で瑞々しく映像化されている。能年さんが「能年玲奈です」と自己紹介しただけで、客席からは「かわいい!」と歓声が上がる。能年さんは少し照れくさそうに「原作の空気を大切に演じました」と語る。この日が能年さんの誕生日であることが告げられると、客席からは祝福の拍手が沸き起こったが、続いて、当初は登壇予定のなかった木村さんがケーキの載った台車を押して登場すると、能年さんは驚愕し、喜びを爆発させた。実は、能年さんにだけ事前に知らせずに仕掛けられたサプライズで、木村さんは「ずっと隠れていた(笑)」とのこと。能年さんは「メチャクチャ興奮しています!」と満面の笑みを浮かべた。劇中では母と娘でありながらも反発し合う2人だが、現場では、木村さんが能年さんをくすぐることでリラックスさせていたという。木村さんは「ホントに真面目な子で、本番までの合間の時間もずっと緊張して集中してるんです。疲れそうだなと思って、脇が空いていたのでコチョコチョと(笑)」とふり返る。能年さんはさらに「木村さんと初めてお会いしたとき『似てるね! 親子に見える! 大丈夫』と言っていただき、衝撃的でしたしホッとしました」と明かす。木村さんは「ごめんなさい!」と苦笑を浮かべつつ、「『あまちゃん』をずっと見てたので会えたときは嬉しくて、目がすごくキレイでピュアで、自分と似てると思い込みたかったんでしょうね(笑)」と語る。また木村さんは“娘”の能年さんだけでなく、映画初出演の登坂さんの様子もよく観察していたようで「真面目で、自分が出ていないシーンでも監督の後ろでずっと見て、勉強されてました」と明かし、若い2人の芝居への姿勢を絶賛していた。『ホットロード』は8月16日(土)より公開。