ライアン・ゴズリングが『きみに読む物語』の撮影中、共演のレイチェル・マクアダムスをクビにするよう、監督のニック・カサヴェテスに迫っていたことが分かった。映画公開10周年を記念して、アメリカの放送局・VH1にカサヴェテスが「この話はすべきじゃないかもしれないけれど」と言いながら明かしたもので、撮影中のある日に事態は起きた。「2人の仲が良くなかった日があったんだ。本当に“良くなかった”んだよ。150人くらい人がいるシーンを撮影しているとき、ライアンが来てこう言った。彼とレイチェルのシーンを撮っていたんだが、『彼女をここから連れ出して、誰か別の女優にカメラ外から台詞を言ってもらえないかな。彼女とは無理だ。何も得られないんだ』と言うんだ」。カサヴェテスは撮影を一旦止めると、ライアンとレイチェルに2人で話し合って解決するように勧めた。「僕とプロデューサーも一緒に部屋へ入ると、2人は怒鳴り合いになった。僕が部屋を出て、煙草を1本吸い終わると、『さあ、撮影しようか』という感じでみんなが出てきた。その後はうまくいったよ」。相当ないがみ合いを見せた2人だが、映画公開後の2005年には恋人同士になった。ライアンは「GQ」誌上で「レイチェルと僕のラブストーリーは『きみに読む物語』よりもずっとロマンティックだよ」と語っていたが、交際は2年で終止符が打たれた。