本作にとっては、世界プロモーション最後の地でもあった六本木ヒルズアリーナ。ステージにトムの勇姿が表れると、一斉に大歓声があがり、パワフルなトムを圧倒してしまうほど。さらに、ファンが一丸となって「Happy Birthday to You.トム!」と歌い上げると、トム本人は感無量の面持ちで、「アイ・ラブ・ユー」とひと言だけ発した。
映画は日本発の小説「All You Need Is Kill」(桜坂洋著)を実写化したSFアクション超大作。トム演じる主人公が「何度死んでも生まれ変わる、戦いのループに巻き込まれていく」という設定にちなみ、各都市間を飛行機で移動し“ループ”を完成させた。総移動距離は1368キロ(主催者発表)。親日家であるトム本人が、原作を生んだ日本へのリスペクトを最大限に表し、自ら発案した世界中で日本だけの試みだった。