ディズニー・クラッシック・アニメーションの金字塔として、半世紀以上も世界中で愛され続けている「眠れる森の美女」。その中では描かれなかった、“禁断の呪い”が生んだ究極の愛の物語を描いた、アンジェリーナ・ジョリー主演作『マレフィセント』。全米公開を前に、5月28日(現地時間)にアンジーを始め、エル・ファニングら主要キャストが出席してのワールドプレミアがハリウッドにて開催された。本作は、王子様の真実の愛によって目覚めるというストーリーに、女性なら誰しも憧れるヒロイン・オーロラ姫ではなく、彼女に“永遠の眠り”の呪いをかけた邪悪な妖精・マレフィセントの視点から物語が描かれる。主演のアンジーと役柄のマレフィセントは、それぞれにリンクする点が多く、その見た目のみならず、「マレフィセント=アンジェリーナ・ジョリー」と言っていいほどのハマり役で、初のディズニー映画出演を果たしている。ワールドプレミアには、主演のアンジーをはじめ、オーロラ姫を演じたエル、マレフィセントに仕えるカラスのディアヴァルを演じたサム・ライリー、オーロラの父であるステファン王を演じたシャールト・コプリーら主要キャスト陣に加え、ロバート・ストロンバーグ監督ら製作陣も顔を揃えカーペットに登場。そんな豪華なプレミアイベントに集まった2,500人以上のファンは大興奮! 中でも最も注目を浴びファンが熱狂したのは、マレフィセントをイメージさせる妖艶なドレスに身を包んだアンジーだ。先日、女優業からの引退を宣言こともあってか、悲鳴のような歓声が鳴り響いた。その隣には夫ブラッド・ピットと共にレッドカーペットに現れ、その美しい姿に会場は酔いしれた。アンジーは「以前、私は子どもをもつなんて考えてみなかったし、誰かを愛することも、愛してくれる人に出会うことも考えたことがなかった。でも人生の中には、それが正しい道だと感じる物事があるのよ。それに素直になれば、あなたを導いてくれる何かがそこに出てくるわ」と自身とマレフィセントを重ねながら挨拶。そんな彼女に、ストロンバーグ監督は「人として強く、オンスクリーンでもオフスクリーンでもとてもパワフルだ。彼女はマレフィセントそのもの。内にマジックとパワーを持っている人だと思う。美しい生き方でほかの人々から尊敬を集めていて、僕も彼女を尊敬するひとりだよ」と、やはりマレフィセントとの共通点について語った。さらに、オーロラ姫を演じたエルも共演したアンジーについて「マレフィセントを演じる人物としてアンジェリーナ・ジョリー以上の女優は考えられないわね。彼女はとにかくパーフェクトだもの。ルックスも何もかもね。初めての共演だったけど本当にずっと最高だった!」とコメント。また、イベント会場の熱気に「とてもエキサイティングしているわ! 夢が全て叶ったような気分!」と興奮気味に語っていた。『マレフィセント』は7月5日(土)より全国にて2D/3Dで公開。