本国で公開するやいなや各国で次々と記録を更新、全米では館アベレージ歴代No.1と世界中で大旋風を巻き起こしているウェス・アンダーソン監督の最新作『グランド・ブダペスト・ホテル』。本年度ベルリン国際映画祭銀熊賞審査員グランプリを受賞し、『ムーンライズ・キングダム』『ダージリン急行』を抜いてアンダーソン監督過去最高の大ヒットとなった本作は、ヨーロッパ随一の高級ホテルを舞台にコンシェルジュとベルボーイの熱い絆が描かれている。今回、シネマカフェに最高のホテルで出会った最強のふたりの“師弟愛”が感じられる映像が届いた。舞台は、1932年。ヨーロッパ随一の名門 “グランド・ブタペスト・ホテル”。究極のおもてなしを信条とするコンシェルジュ、グスタヴ・H(レイフ・ファインズ)と、愛弟子のベルボーイ(トニー・レヴォロリ)が、ある日突然、長年のお得意様である伯爵夫人マダムD(ティルダ・スウィントン)の遺産争いに巻き込まれる――。現代から60年代、そして大戦前夜の30年代と、3つの時代を背景に、ラグジュアリーなホテルで繰り広げられる極上のミステリーだ。アンダーソン監督作といえば、初期の作品から出演し続けているビル・マーレイやエイドリアン・ブロディ、エドワード・ノートンやティルダ・スウィントンなど豪華な主役級俳優たちが、さりげなく出演していることが楽しみのひとつ。本作の物語の中心となるのは、今回がアンダーソン監督作品に初参加となるレイフ・ファインズと新人俳優トニー・レヴォロリのふたりだ。彼らの関係は、ヨーロッパ最高峰と言われるグランド・ブダペスト・ホテルを仕切っているコンシェルジュのグスタヴ・Hと、彼に憧れホテルで働き始めるベルボーイ見習いのゼロという間柄。今回届いた映像の中でもコンシェルジュ役のレイフが「2人の間には“立場の違い”という壁があるが、物語が進行するにつれ彼らは強い絆で結ばれた“戦友”になるんだ」と語るように、アンダーソン監督は仕事上の上司と部下という師弟関係を現代~1930年代まで4つの時代を飛び越え、時代に翻弄されながらも立場を超えた友情と、初めて絆を知るある青年の成長物語を描き、いままでと一味違った新境地へと押し上げたのだ。さらに独特な世界観を持つアンダーソン監督の作品に忘れてはならないユーモアやデザイン、衣装といった見どころは健在。どこを切り取ってもそれぞれを楽しむことができる作品に仕上がっている。まずはこちらの映像から豪華キャスト陣が語る絶妙なコンビ、グスタヴ&ゼロの魅力をチェックしてみては?『グランド・ブダペスト・ホテル』は6月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国にて公開。
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