フィンランドの老舗・「マリメッコ(Marimekko)」のデザインを手がけるなど、大胆な構図と、鮮やかで奥行きのある色彩のテキスタイルに定評がある日本人テキスタイルデザイナー、鈴木マサルが、昨年に続き、今年で3回目となる新作展示会「鈴木マサル傘展 -持ち歩くテキスタイル-」を5月8日(木)~18日(日)の期間、東京・表参道のスパイラルガーデンにて開催する。鈴木マサルは、「マリメッコ」のほかにも、自身のオリジナルブランド「オッタイピイヌ(OTTAIPNU)」や北欧を代表するキャラクターであるムーミンのテキスタイルブランド「MOOMIN TRIBUTE WORKS」など、国内外のさまざまなブランドから作品を発表し、いま最も脚光を浴びるテキスタイルデザイナーのひとり。本展では、これまでに発表した傘を一同に展示するほか、代表的なテキスタイル作品を展示する予定だ。動物や植物など温かみのあるモチーフから、見る人を自然と笑顔にするようなユーモアあふれるテキスタイルの世界観は、見るものを一瞬のうちに、鈴木マサルその人の持つ独自の世界観へ誘う。特に今年の新作では、待望の折りたたみ傘がラインナップに加わり、「持ち歩くテキスタイル」のカラーがより強く打ち出されることとなった。雨が降っている日だけでなく、雨が降りそうな日にも携帯して出かけたい、そんな気分をあげてくれる傘たちが揃う。本展覧会のパートナーとして、これまでもさまざまなプロジェクトで鈴木氏とコラボレーションを重ねてきた設計事務所ima(イマ)の小林恭+マナが会場構成を、ポスターやカードデザインは、石岡良治と石岡紗佑里によるデザインユニット「enamel.」が、映像デザインは、東京と仙台、ロンドンに拠点を置くビジュアルデザインスタジオ「wow」がそれぞれ担当する。また展覧会会期中は、トークイベントも予定されており、詳細が決定次第、「鈴木マサル傘展」の特設サイトにて告知される。また本展では、傘の販売も行われるので、梅雨の前のさわやかな季節に、お気に入りの1本を見つけに出かけてみてはいかがだろうか。