伊藤淳史と仲村トオルが3月29日(土)、6年間共演しついに完結する『チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像』の初日舞台挨拶に登壇。「笑顔でいられる場所を与えてくれた」(伊藤さん)、「楽しそうな姿に、現場はいい影響を受けた」(仲村さん)と抱擁を交わした。作家で医師でもある海堂尊氏による人気医療ミステリーを映像化した「チーム・バチスタ」シリーズ最新作にして完結編。主人公となる田口公平役に伊藤さん、その相棒となる官僚・白鳥圭輔役に仲村さんを迎えて「チーム・バチスタの栄光」が連続TVドラマ化されたのが、今から6年前の2008年だった。「初めて映画化を知ったときは、まさかの一言。みなさんに早く観てほしいという気持ちがある一方で、初日を迎えてしまうと、作品が僕らの手を離れてしまうので…。嬉しくもあり、寂しくもあります」と目頭を熱くする伊藤さん。そして「チームは解散しますが、いつまでも作品のこと、僕らの姿がみなさんの心に残ってくれれば。またチームを組める奇跡を信じたい」と感無量の面持ちで挨拶し、これまで関わったすべてのスタッフ・キャストに対し、感謝の意を表した。一方、仲村さんは“厚生労働省…”で始まる、ファンにはおなじみの長文自己紹介を披露すると、「これも今日で最後ですね。明日からどんな気分になるのか、分からない」と思わずしんみり。「初日を迎えたくないのか、今朝5時半にフジテレビ入りだったのに、5時45分に目が覚めた」そうで、放送開始15分前にギリギリセーフでスタジオに滑り込んだのだとか。「信号が全部青でね、これも伊藤くんのおかげ」と深いコンビ愛を披露した。お互いの印象を聞かれると、伊藤さんは「役者として生きつつ、ちゃんとご家族や人生を大切にしている。俳優としてはもちろん、人間として魅力を感じた」と大絶賛! 仲村さんも「辛い思いを表に出さない人。ルックス以上に(笑)大きく見える」と相思相愛ぶりを見せつけた。東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた初日舞台挨拶には、伊藤さんと仲村さんに加えて、共演する桐谷美玲、西島秀俊、栗山千明、星野和成監督が出席。この日は西島さんの43歳の誕生日で、本人にはサプライズで伊藤さんから花束のプレゼント! 西島さんは「こんなたくさんの人に誕生日をお祝いされたのは初めて。正直、恥ずかしい」と照れ笑いを浮かべていた。『チーム・バチスタ FINAL ケルベロスの肖像』は全国東宝系にて公開中。