映画『アメイジング・スパイダーマン2』の日本語吹替え版で、スパイダーマンの敵・エレクトロの声を歌舞伎役者の中村獅童が務めることが決定。3月17日(月)にアフレコ収録の模様が公開された。マーベルコミックのヒーロー「スパイダーマン」の新章として2012年に公開されて大ヒットを記録した『アメイジング・スパイダーマン』の続編。獅童さんが演じるのは、スパイダーマンの前に立ちはだかる3人の強敵のひとりで、電流を操るエレクトロ。当初、電気技師のマックスというごく普通の男性だったが、スパイダーマンに命を助けられたことをきっかけにスパイダーマンの大ファンとなりやがて自分が彼のパートナーだと信じ込み、あることを契機にその感情は憎しみへと転化していくことに…。獅童さんは「子どもの頃から『スパイダーマン』の大ファン」で以前、旧シリーズの『スパイダーマン3』の日本での公開時にはスパイダーマンのコスチュームでイベントに出席したことも。今回、悲願が結実し本格的に作品に参加することが決まり「夢のようです!」と喜びを語る。この日も「スパイダーマン」を意識した青と赤の衣裳。オファーが来たときは「嬉しくてすぐに返事をした」と言うが、やってみると「大変な仕事だった」とのこと。全部で14時間ものアフレコの時間が組まれているという。アニメの声優経験はあるが、ハリウッド作品の実写版の吹き替えは初めて。「人間に声を当てるのは難しい。相手の芝居にタイミングを合わせる難しさを実感しています」と苦労を明かす。次は実写版に俳優としての出演は? という声に本人もノリノリ。「待ってるんですけどなかなか来ない」と苦笑しつつ「日本版スパイダーマンを作るときはぜひ!」と主役に立候補した。スパイダーマンのように手から糸を出してギュッと掴み取りたいものは? という問いには「特にないです」と笑うが、「再婚は?」と問われると「頑張ります。ちゃんと報告できるタイミングで報告できれば」と語る。また、報道陣からは昨年末に亡くなった母・小川陽子さんの納骨についての質問も飛んだが「一周忌まではうちにいてほしいと思ってましたが、百か日までに済ませた方がいいとも聞きまして。親父も墓の中で一人で寂しがってますので」と近々、納骨する意向を示した。また「おふくろもスパイダーマンが好きだったけど、全身タイツで散歩に出たら『それだけは止めてくれ』と言われました(笑)。それも遺言ですね」と母との「スパイダーマン」にまつわる思い出も明かした。『アメイジング・スパイダーマン2』は4月25日(金)より全国にて公開。