女優の橋本愛が3月6日(木)、都内で行われた出演作『大人ドロップ』の完成披露試写会に池松壮亮、小林涼子、前野朋哉、飯塚健監督とともに出席。前野さんが語った“オタク”な思い出話に反応し、小学生時代にやっていたと言う『マトリックス』ごっこを告白した。映画は樋口直哉の同名小説を原作に、学生時代ならではの“イタさ”やモヤモヤした恋愛を通して、4人の高校生が子どもから大人への第一歩を踏み出す青春映画。主演の池松さんは「もう青春ものは無理かなと思った。心が追いつかないというか」と23歳の本音を語るも、完成した本編には「みなさんに観てくださいと言える作品」と胸を張った。また、元ファッション誌「ニコラ」モデルの小林さんは「まだ客観視できない」と感極まって壇上で感涙する場面も。本作への強い思い入れを垣間見せた。舞台挨拶では映画にちなみ「学生時代のイタい思い出は?」という質問が…。前野さんが「やっぱ、ジェダイ騎士になりたいわけですよ(笑)。それに『マトリックス』が流行っていたから、教室でよく真似して遊んでいた」と明かすと、橋本さんは「私もドッジボールのとき、『マトリックス』みたいに(ボールを)よけていました」とオタク男子に共感(?)。さらに「セーラームーンが大好きで、よく不審者と戦う妄想をしていた」とも語った。『荒川アンダーザブリッジ』で知られる飯塚監督は、「気づいたら揃っていてくれた。いい4人ですよね」とキャスティングに大満足の様子。「バランスも良かったし、いわゆる“暗記ショー”をする人もいない。瞬発力が大切な現場で、その場で受け取って(芝居で)返す4人の様子は、撮っていても面白かった」とふり返っていた。『大人ドロップ』は4月4日(金)より全国にて公開。