シチズンのデザインチームとパリを拠点に活躍する建築家・田根剛氏によるインスタレーションは、「Light is Time」をテーマとし、ミラノ・トリエンナーレの展示会場に時計の全ての部品を支える基盤装置である地板を8万個使用そた壮大な空間演出により、幻想的な空間を創りだす。これは、音と光によって未だ人類が経験したことのない光と時を感じる空間演出(スペース・オーケストレーション)を構想している。
建築家・田根剛氏は、2006年よりダン・ドレル、リナ・ゴットッメ、田根剛の共同主宰により、DGTをパリに設立。エストニア国立博物館・国際設計競技を受賞したDGTは、パリを拠点に「場所の記憶」をテーマに建築の創造を試みている。現在建設中の「エストニア国立博物館」(2016年完成予定)を始めフランス、イタリア、日本、レバノン、スイスでプロジェクトが進行中。2008年、イギリス・ICON MAGAZINE「世界で最も影響力ある若手建築家20人」に選出、2012年には新国立競技場国際コンペティションで「古墳スタジアム」がファイナリストに選ばれ国際的な注目を集めた。フランス文化庁新進建築家賞(2008)、ミラノ建築家協会賞(2008)、Red Dot Award Winner(2013)など多数受賞している。