気がつけば前回の記事から2週間…。すみません。。その間に『神様のカルテ2』の完成披露試写会を行いました。既にメディアの露出で見ている方もいるかとは思いますが今回はその舞台裏をご紹介。完成披露試写会は六本木の映画館で行ったのですが完成披露会見は近くの某高級ホテルで行いました。今回のイベントのテーマはシンプル&ウォーム。通常こういった会見などではスモーク炊いたり、レーザー出したりといったような派手な演出を仕掛けることが多いのですが今回の『神様のカルテ2』では作品自体のトーンに合わせてそういった派手な演出はナシにして、シンプルに櫻井翔さんや宮崎あおいさんや藤原竜也さんたちに映画の世界観を語ってもらおうということにしました。ただ、とはいえ、何かしらの演出(業界用語で「画作り」)は取材しに来て頂いたマスコミ用には必須なので、スタッフで直前まで色々と考えました。で、結果採用となったのは「マフラー」でした。今回の会見では映画の中で3組の夫婦を演じる櫻井翔さん&宮崎あおいさん、藤原竜也さん&吹石一恵さん、柄本明さん&市毛良枝さんの6人に来て頂いていたので(ほかに濱田岳さんと深川栄洋監督も)、その方々に夫婦のようにマフラーを掛けて頂こうということで奥さんを演じた女優さんの方々からそれぞれの旦那さんを演じた俳優さんたちに夫婦さながらにマフラーを巻いて頂く演出を施しました。これを出演者のみなさんにやって頂くことで映画のラブストーリー感や温かさが伝わるかなと思いマフラー案が採用となりました。ただ、我々の思惑とは別で、イベント翌日の露出ではこのマフラー画作りはあまり使われず、、むしろ会見で櫻井さんや宮崎さんが語ったことの方がメインで出ていました。スポーツ新聞やTVの番組などで櫻井さんや藤原さんが何やら白いマフラーを巻いていたと思いますが、それはそういうことだったわけです。笑ちなみに、この無念のマフラーにも実は1つネタが仕込まれていて『神様のカルテ2』は長野県松本市が主なロケ地になっているのですが今回のマフラーは実はその松本市にある工房で作られたものでした。大月俊幸さんという染織作家さんによるもので、一つ一つが手織りで作られた一点ものでした。パっと見だと分からないのですが、よく見ると風合いが全然違っていてそれはそれは素晴らしいものでした。こういったことが新聞やTVなどで紹介される可能性もあるのでこういうネタも随所に仕込んでいくのです。今回は残念ながら日の目を見ませんでしたがココでお見知り置き頂ければこれ幸いです。『神様のカルテ2』の宣伝はいよいよこれからが本格化。ぜひご期待下さい僕も自分で自分に期待しているんで。。【2014.2.18】