クリスマスを越えれば、2014年もすぐそこに迫るこの時期だが、“年末”といえば毎年恒例のNHK紅白歌合戦(以下:紅白)だ。今年も大晦日に開催される「第64回NHK紅白歌合戦」のステージで、大河ドラマ「八重の桜」の主演で大活躍し、紅組の司会を務める綾瀬はるかが、紅白歌手と共にNHKの東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を歌うことが明らかとなった。今回の紅白の舞台は、綾瀬さんにとってステージで歌声を披露するのは“初”。今年の紅白の紅組司会を務める綾瀬さんが、プレゼンターとなる特別企画だ。今年の大河ドラマ「八重の桜」で会津若松市にてロケを行った綾瀬さんは、東京電力福島第一原発の事故の影響で会津若松市に避難し、授業を続けている大熊中学校を訪ね、生徒たちとふれあった。複雑な状況の中でも力強く生きている大熊中学校の子どもたちといまだに戻ることができない故郷への思いや夢について語り合った。紅白本番では、そんな同地で撮影した子どもたちとのふれあいを紹介するVTRと共に、紅組・白組の垣根を越えて出場歌手が綾瀬さんと共に「花は咲く」を大合唱する。綾瀬さんが歌う「花は咲く」には、「八重の桜」の音楽を担当した音楽家・中島ノブユキが編曲で参加。綾瀬さんは12月15日(日)にNHKのスタジオで行われたレコーディングを訪れた際に、今回の意気込みを語っている。「紅白歌合戦の舞台で歌うことは、考えるだけで緊張しますが、会津で出会った子どもたちや、仮設住宅で暮らされているみなさんの顔を思い浮かべながら、復興への願いをこめて歌いたいと思います」。「第64回NHK紅白歌合戦」はNHK総合・ラジオ第1にて12月31日(火)19:15~23:45放送。