ソニー・ピクチャーズ社が『アメイジング・スパイダーマン』のスピンオフ映画となる『Venom』(原題)と『The Sinister-Six』の2本の製作を発表した。同社はスパイダーマンの敵となる悪役たちに焦点を当てた2作品を発表しており、コミック本を原作とした同シリーズをマーベルの『アベンジャーズ』のような形態で拡大していく予定のようだ。ソニーは、今回のスピンオフ2作品と『アメイジング・スパイダーマン』の第3、4弾に向けて5人の脚本家を起用している。その脚本家たちは、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ジェフ・ピンクナー、エド・ソロモン、そしてドリュー・ゴダードといった面々だ。今回の契約においては、カーツマン、オーチー、ピンクナーの3人が、再びマーク・ウェブが監督を務めることを期待されている『アメイジング・スパイダーマン3』の執筆に抜擢されている。その後にもカーツマンとオーチーのコンビはタッグを組み、ソロモンと共に『Venom』を手がけることになり、カーツマン自らメガホンを取るのではないかと見られている。ヴェノムはスパイダーマンの最も有名な悪役で、2007年発表の『スパイダーマン3』ではトファー・グレイスが演じている。また、ゴダードが脚本兼監督を手がけることになる『The Sinister-Six』では、『アメイジング・スパイダーマン』に登場する数々の悪役に焦点が当てられることになるようだ。『Venom』と『The Sinister-Six』の公開日はまだ設定されていないものの、ソニーは以前、来年に公開予定となっている『アメイジング・スパイダーマン2』の後、『アメイジング・スパイダーマン』の第3弾は2016年、第4弾は2018年に公開すると発表している。