ブルース・ウィリス、アンソニー・ホプキンスにヘレン・ミレンと贅を尽くしたキャスティングで話題のアクション・ムービー『REDリターンズ』。そんな豪華なキャストたちに加え、メガホンをにぎったディーン・パリソット監督、さらにはプロデューサーのロレンツォ・ディ・ボナベンチュラが、一つのテーブルを囲んみまさに“円卓会議”のような対談の様子を収めた貴重な映像をどこよりも早くシネマカフェが入手した。前作『RED/レッド』の後、一緒に暮らし始めた主人公のフランク(ブルース・ウィルス)とサラ(メアリー=ルイーズ・パーカー)。続編では2人の平穏な生活が始まるかと思いきや、元CIAの凄腕スパイとして再び危険な戦場に呼び戻されることに――。RED=“R”etired(引退した)、“E”xtremely(超)、“D”angerous(危険人物)と呼ばれる伝説のスパイたちが世界滅亡の危機を救うというストーリー設定はそのままに、パリ、ロンドン、モスクワを舞台に、前作よりさらにスケールアップした壮絶アクションを魅せる本作。新キャストに、オスカー俳優のアンソニー・ホプキンスとキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、韓流スターのイ・ビョンホンが加わり、その魅力はさらにパワーアップした。今回、物語の鍵を握る天才物理学者・ベイリーを演じたホプキンスは、「1作目の大ファンだったからすぐにやってみようと思った」とふり返り、「頭のイカれたふりをした天才を演じるのは最高に楽しかったよ」と満足気だ。さらに「こんなに楽しく演じたことは久しぶりだよ。普段はお堅い英国人の役が多いからね」と話すと、すかさずヘレン・ミレンが「ちょっと待って。『ヒッチコック』で共演したばかりじゃない」と突っ込み、一同を沸かせるなど大御所たちのジョークが飛び交う。この豪華メンバーとあって、主演を務めたブルースも「本当にワクワクしたね」と語る。「刑務所でのシーンを撮っていたときなんか、仕事であることを忘れて思わず見入っちゃったくらいだ」と、いち観客としてホプキンスの演技にノックアウトされてしまったことを明かした。またブルースは、キャサリン演じるロシアの女スパイから唐突に熱烈なキスを受けてヘロヘロになるなど、このシリーズではコミカルな演技も多数見られるが、「三枚目に徹して思いきり楽しく演じられたよ」とも。メアリーの演じたサラは、そんな2人の仲に気が気ではなかったはずだが、「あの妖艶な眼差しでセクシーに歩いて来られたら、もうお手上げよ(笑)」と、キャサリンの美魔女っぷりに白旗を掲げるしかなかったようだ。「ユーモアとアクションの絶妙なバランス」と監督も語るとおり、魅せるところはきっちり魅せ、笑わせるところはしっかり笑わせてくれる本作。キャスト陣も存分に楽しんで演じていた様子だが、この円卓会議での掛け合いも絶妙だ。まずはこの映像から、豪華な俳優たちのトークセッションを覗いてみて。『REDリターンズ』は全国にて公開中。