イギリスを代表する名匠マイケル・ウィンターボトムと、音楽界の巨匠マイケル・ナイマンがタッグを組んだ『いとしきエブリデイ』が、今週9日(土)に公開となる。“名作には名曲あり”…このふたりのように、今年は名監督×名音楽家という黄金タッグによって生み出されてきた作品が目白押しだ。ベルリン国際映画祭「金熊賞」受賞作『イン・ディス・ワールド』などで知られるウィンターボトム監督が、『ピアノレッスン』であの印象的なメロディを残したマイケル・ナイマンと『ひかりのまち』以来のタッグを組み、長い間離れて暮らした家族の“愛”と“時間”を描く『いとしきエブリデイ』。ステファニー、ロバート、ショーン、カトリーナの兄妹は、毎朝シリアルを食べ、学校へ通い、母カレンはみんなを学校へ送った後にスーパーで働き、夜はパブでも仕事をする。どこにでもある毎日。でも、“普通”と違うのは、父親が刑務所にいること。季節は巡り、子どもたちは成長し、一緒にいない時間が非情に流れていく…。映画の中の音楽が、登場人物たちの心情や、情景を何よりも色濃く映し出すのはいうまでもない。ウィンターボトム監督は、撮影開始当時、3歳~8歳だった実の兄妹の成長を、5年もの歳月をかけてカメラに収めた。一見するとドキュメンタリーのような、静かに流れる家族の時間や子どもたちの愛情表現は、ナイマンの繊細な旋律によっていっそう胸に迫ってくる。また、イタリアからは『ニュー・シネマ・パラダイス』で有名なジュゼッペ・トルナトーレ監督×エンリオ・モリコーネの黄金コンビが、今年は『鑑定士と顔のない鑑定人』(12月公開)で復活。『英国王のスピーチ』のジェフリー・ラッシュ主演で贈る、トルナトーレ監督が仕掛けた極上のミステリーを、モリコーネが畳み掛けるように盛り上げる。さらに、現在まで大ヒットロングラン中の『風立ちぬ』は、言わずと知れた宮崎駿監督×久石譲による黄金タッグであり、『千と千尋の神隠し』『となりのトトロ』など宮崎監督の長編アニメはすべて久石さんが手がけてきた。同じく久石さんは、北野武監督とも『キッズ・リターン』『あの夏、いちばん静かな海。』などでタッグを組む。また、日本中が涙した永遠の名作『ひまわり』のヴィットリオ・デシーカ監督×ヘンリー・マンシーや、スティーヴン・スピルバーグ監督&ジョージ・ルーカス監督×ジョン・ウィリアムズも数々の名作を生み出してきたコンビだ。後世まで心に残る名作には、名音楽家が生み出した名曲あり。芸術の秋は、“映画と音楽”のマリアージュを味わってみては。『いとしきエブリデイ』は11月9日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
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