映画『おしん』が10月12日(土)に公開を迎え、濱田ここね、上戸彩、井頭愛海、泉ピン子の4人が都内で行われた舞台挨拶に出席。“ガールズトーク”に花を咲かせた。橋田壽賀子作の国民的TVドラマ「おしん」をオリジナル版放送から30年を経て映画化。農村の一家の口減らしのために奉公に出された少女・おしんの苦難と忍耐の日々を描き出す。終始、饒舌でこの日の舞台挨拶を取り仕切っていたのはピン子さん。初日を迎えた喜びで満面の笑みを浮かべるここねちゃんについて、これから映画を観る観客に対し「この笑顔見といてね。映画が始まったら観られないから」といかに映画の中でつらいシーンが待ち受けているかを予告。自身は30年前のドラマで、今回の映画で上戸さんが演じた母・ふじを演じたが、本作ではおしんの奉公先の材木屋で、彼女を厳しくも温かく見守る女主人を演じており「大奥様を演じるのはこれで最初で最後。ラーメンを運んで何十年という中で大奥様役は緊張しました」と、同じ橋田作品で代表作の「渡る世間は鬼ばかり」での役柄を引き合いに出し笑いを誘う。井頭さんは12歳で、上戸さんにとっては事務所の後輩。ピン子さんはここでも「彩ちゃんに似てるね。(同じ事務所でブレイク中の)剛力(彩芽)の後釜を狙ってんだろ(笑)?」と本人に代わってしっかりとアピール。上戸さんも「私が(国民的美少女)コンテストに出たときと似てます!」と頷いた。ピン子さんはさらに、30年前の自らと同じく体を張って母親役を演じきった上戸さんのことも絶賛。「(極寒の中を)よく水の中に入った!」と労う。上戸さんは「ピン子さんが『命を懸けろ』って言ったじゃないですか!」と語り、「私はここねに付いて行っただけ」と謙遜した。上戸さんは理想の女性像について尋ねられると「私の理想は(演じた)ふじそのもの。私の母も共働きでしたが、母親としての仕事もちゃんとこなしていた。そんな母の背中をいつも見てましたが、今度は自分が見られる立場としていいお母さんになれたら」とこの先なるであろう母親への強い思いを口にした。『おしん』は全国にて公開中。