旅行中のイタリアで急逝したジェームズ・ガンドルフィーニを悼むメッセージが、ハリウッド・スターから次々と寄せられている。アメリカのHBOの人気TVシリーズ「ザ・ソプラノス 哀愁のマフィア」のトニー・ソプラノ役で知られるガンドルフィーニは19日(現地時間)、元妻との間にもうけた10代の息子・マイケルさんと旅行中のイタリアのローマで51歳という若さで亡くなった。搬送先の緊急救命医は、心筋梗塞による自然死ではないかと語っている。ガンドルフィーニは今週からシチリアで開催される第59回タオルミナ映画祭に出席を予定していた。サミュエル・L・ジャクソンは「俳優たちの間に大きな衝撃が今日走った…ジェームズ・ガンドルフィーニ逝去。才能あふれる人だった。私の心はご遺族と共にあります」と、マイケル・J・フォックスは「ジェームズ・ガンドルフィーニの逝去にショックと悲しみを覚えています。ご遺族と友人の方々に心よりお悔やみ申し上げます」とTwitterでつぶやいた。ラッセル・クロウはSMSに「ジェームズ・ガンドルフィーニの訃報を悲しく思う。ジミーに初めて会ったのは94年だった。ニューヨークでレニー・ロフティンのルームメートのひとりだった。愛すべき男だ。安らかに(RIP)ジミー」と綴った。05年に『ロマンス&シガレッツ』で共演したスーザン・サランドンも「ジェームズ・ガンドルフィーニを失ってとても悲しいです。これまで共演したなかで、最も優しくて、楽しくて、寛容な俳優でした。ご遺族に祈りを捧げます」とコメントした。今年のオスカー作品賞候補作の『ゼロ・ダーク・サーティ』、ブラッド・ピット主演の『ジャッキー・コーガン』など、映画でも活躍していたガンドルフィーニは現在の夫人との間に昨年10月に娘が誕生したばかりだった。心よりご冥福をお祈りいたします。(C) Getty Images