スタンリー・キューブリック。代表作は『時計仕掛けのオレンジ』『シャイニング』『2001年宇宙の旅』そして私が大好きな『ロリータ』!!どれも、誰かの人生を変えてしまうかもしれない、あるいは狂わせてしまう一本たち。完璧主義者と謳われる映画監督スタンリー・キューブリックが「これはアマチュアの仕事だった」として自らフィルムを買い戻したという幻の処女作『Fear and Desire(恐怖と欲望)』正確には、この前に何本かドキュメンタリーを撮っていてフィクション映画の初監督、ということらしいです。Fear and Desireはどこの国とも分からない四人の兵士がどの国かも分からない敵と戦うお話。架空の戦争。ストーリーはともかく「映画は光と影」ってことを語るなら美しいカットは随所にありました。クラムチャウダーを握りつぶす指とか絶望の闇にうずくまる人の体とか…個人的な意見ですが、処女作の奇跡というものが必ずある気がするのです。少なくとも、私の好きな監督はみな一本目がいい。上手い、とかでなくてとんでもない熱量が込められていたり伝えたい! ってパワーがあるから。うーん。でもこれはキューブリックの…って聞いた、贔屓目かもしれません。すこし寝てしまったことを告白。ご覧になった方がいたら是非感想聞きたいです^^渋谷オーディトリウムで延長公開中も決定。7月5日(金)までやってます!玄里公式Facebook Page