いったんホテルに戻って体制を立て直し、続いて16時半から「ある視点」部門の『Nothing Bad Can Happen』(英題)というドイツの作品へ。カルト的キリスト教に傾倒してしまう青年が、身を寄せた一家から虐待を受けてしまう物語。陰湿な虐待行為の描写が先に立ってしまい、肝心の描きたいことが埋もれてしまった感が否めず、上映終了後にはブーイングも起きてしまった。意欲作ではあるので、ブーイングはちょっと気の毒だな(監督も会場にいたし)。
本日最後は、23時から「監督週間」の作品で、『The Last Days on Mars』というイギリス(?)のSF映画へ。カンヌの「監督週間」でユニバーサル(とフォーカス)の先付が付いた作品を見るのは初めてではないか? 主演は、リーブ・シュライバーで、共演がオリヴィア・ウィリアムス。両者とも僕が大好きな俳優なので、とても嬉しい。