第66回カンヌ国際映画祭が開幕しましたね! 現地に居なくともサイトでしっかりチェックします。初日は、せっかくだから中継でオープニングセレモニーを観ようとツイッターなどでドシドシ流れて来る情報を追いつつ、今か今かと待ち構え、夜更かし。が、というか、にもかかわらずギリギリで断念…。結局、朝寝起きに見ました。時差があるのでちょっとヤッカイだけど、サイトで確認できるのは本当に有り難い。便利な時代です。クロージングの日まで、寝起きにカンヌ、夜はその日の取組(スミマセン、大相撲夏場所デス)を録画でチェック、といういろいろ忙しい日々になります。さて、新作映画はもちろんだけど、カンヌといえば女優たちの華やかにレッドカーペットを歩く姿、衣裳も注目です。とことんミーハーになっちゃいます(もちろん、仕事柄、気になります)。誰がどんなドレスを着ているか、ヘアスタイル、メイクはどうか、立ち姿、歩き方はどうか…。見れば見るほどツッコミを入れたくなるほど。まずは、今回コンペ審査員の河瀬監督は萌黄色のフワフワした素材のロングドレスで、レッドカーペットからのセレモニー。うーむ、個人的にはキリっとしたタイプの服の方が知的なかんじがして良かったのでは、と思うんですけどねぇ…。どう思います?で、今のところ、オープニング上映された『華麗なるギャツビー』に出演したエリザベス・デビッキという女優の美しさに目を奪われました。長身細身の体型に加え、輝くような金髪に色白の肌、そして碧い瞳。上品さが揃う要素をすべて持っているような彼女。ジュエリーも最小限に抑え、自身の最大の長所を知り尽くしている高度テクでカンペキ。立ち姿はシルエットが本当に綺麗でした。こういうの見ると、日本人にはムリーって思うんですよね…。白人(ま、誰でもってワケじゃないが)にしかできない着こなし術です。ズルイわ。彼女はまだ22歳! 今後が楽しみな女優です。またファッション的に楽しみなのは、久しぶりのジム・ジャームッシュ監督の『ONLY LOVERS LEFT ALIVE』(原題)に主演のティルダ・スィントン。彼女のドレススタイルはいつ見てもクール。彼女もあの透き通るような色の白さと金髪を武器に、巧いというか実にニクイ着こなしを見せてくれます。ビジュアルでは現役女優の中では断トツ1位のティルダさまです。たぶん、シャネルかな?そして、今回はコンペに日本映画が2本出品され、『藁の楯』より松嶋菜々子、『そして父になる』より尾野真千子、真木ようこが登場しますね。うーむ、日本では残念ながらフォーマルな装いの場がほとんど無く、ちゃんとした着こなしができる人が限られているように思うけれど…。その点、外人は圧倒的にドレスアップには慣れている(と思う)し、ヒールを履くのも、ドレスを着るという機会も、そして肌を出すことも…。さぁ、3人の女優さんたち、姿勢良く、堂々と、バシっと決めて欲しいです!